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中国YUEDA(悦达)社と小型バス製造委託契約を締結【三菱ふそうトラック・バス】

2014年11月6日

FUSO小型バス「ローザ」のプラットフォームをベースにした新型車を投入
中国国内で三菱ふそう初のKD生産を開始

三菱ふそうトラック・バス㈱(代表取締役社長:アルバート・キルヒマン、本社:神奈川県川崎市 以下:MFTBC)は、中国のJiangsu Yueda Group(江蘇悦达集団有限公司、社長・CEO:邵勇、本社江蘇省、塩城市、以下:YUEDA社)と小型バスの製造委託契約を11月5日に締結したことを発表しました。今回の契約は、三菱ふそうにとって中国国内で初のKD生産となります。

政府への申請承認後に、小型バス「ローザ」ベースの小型バスの海外KD生産の開始する予定です。
YUEDA社は、現地のJiangsu Dengda Automobile Co., Ltd (江蘇登达汽車)にて、MFTBCの小型バスの現地生産および販売を2016年内に実施します。
なお、小型バスのブランドについては、新ブランドを使用する予定です。

MFTBC代表取締役社長・CEOのアルバート・キルヒマンは
「中国市場では、産業エンジンや完成車輸出を中心として、事業を行っておりましたが、今回のYUEDA社との生産委託契約の締結は、両社にとって中国市場での新たな1ページを刻む重要なマイルストーンとなります。YUEDA社とは小型バスのみならず、中・大型バスについても今後議論をしていきたいと考えています。そして、同社との良好な関係を継続していきたいと考えています。MFTBCは、中国でのポジションを更に高めるとともに、バス事業を更に拡大して参ります。」と述べました。

また、「今回新規参入するプレミアムセグメントの小型バス市場は、年間3万台の総需要があり、年間2,000台規模で生産を開始、将来的には年間4,000台以上まで販売を拡大する計画です。」と意気込みを語りました。

YUEDA社 社長の邵勇(Shao Yong)は
「YUEDAグループは、中国において世界的な製造会社との良好な関係を長年継続しております。そして、当グループが、中国でFUSOの小型バス“ローザ”のプラットフォームを生産することを誇りに思います。今回の提携により、現在生産しているバスのポートフォリオを補完するとともに、成長市場であるプレミアムセグメントをターゲットにすることができます。また、この提携が、当グループのバス市場参入を、強固にするとともに、三菱ふそうと共に、新たなセグメントへの参入を楽しみにしています。」と述べました。



YUEDA社について
Jiangsu Yueda Group Co., Ltd.は、520ある国営企業の一つであり、1976年に創業、30年以上の歴史を有します。2つの上場会社と、30以上の子会社で構成しており、従業員数は3万人以上、総資産は、450億元。繊維と車両製造を二つの柱としています。また、製造、鉱山開発、高速道路投資、ファッション、不動産、金融業の6つの業態も運営しています。


MFTBCについて
三菱ふそうトラック・バス㈱(MFTBC)は、川崎市に本社を置く、アジアにおけるトップクラスの商用車メーカーです。2013年には、大型・中型・小型トラック・バスを全世界で合計172,400台販売しました。MFTBCの株式は、89.29%をダイムラーAGが所有し、10.71%を三菱グループ会社が所有しています。MFTBCはダイムラーAGのダイムラー・トラック部門の一員です。







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