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タイでエンジン工場を建設【マツダ】

2014年11月6日

−「SKYACTIV技術」搭載車の一貫した現地生産が可能に−

マツダ㈱(以下、マツダ)は、本日、タイ王国チョンブリ県にエンジン工場を建設することを発表しました。新エンジン工場における最初の生産機種はタイ市場向けの新型「Mazda2」に搭載される「SKYACTIV-D1.5」で、2015年第4四半期から同エンジンの組立を開始する計画です。

マツダは2014年2月、低燃費・低公害の小型車に優遇税制が適用される同国のエコカー優遇制度(第2期)*に新型「Mazda2」を申請し、このたびタイ政府から認可を受けました。新エンジン工場は、同制度の要件に対応して建設するものです。また、認可を受けて、タイ市場向けの新型「Mazda2」の生産を、同国におけるマツダの車両生産拠点である「オートアライアンス(タイランド)Co., Ltd.」にて、本年10月27日より開始しました。

マツダは2016年3月期のグローバル販売台数目標のうち、「SKYACTIV技術」搭載車の比率を85%まで引き上げる計画です。タイではASEAN地域におけるパワートレインの生産拠点として、「マツダパワートレインマニュファクチャリング(タイランド)Co., Ltd.」の新トランスミッション工場をすでに完成させており、2015年1月の稼働に向けて準備を進めています。新エンジン工場はこの新トランスミッション工場の隣接地に併設します。これにより、タイにおいても「SKYACTIV技術」搭載車の一貫した現地生産が可能となります。

新エンジン工場は、年間生産能力3万台のエンジン組立工場からスタートし、その後エコカー優遇制度(第2期)の要件に合わせて、エンジン機械加工工場の建設や生産能力を増強していく予定です。なお、マツダのSKYACTIVエンジンの生産は、日本の本社工場、中国の「長安フォードマツダエンジン有限公司」、メキシコの「マツダデメヒコビークルオペレーション」に続いて、タイが4拠点目となります。

新エンジン工場の建設にあたり、マツダの中峯 勇二(なかみね ゆうじ)取締役専務執行役員は、「マツダのASEAN地域における主要生産拠点であるタイにおいても、エンジンから、トランスミッション、車両に至るまで、『SKYACTIV技術』搭載車の一貫した生産体制が整うことで、より一層タイの自動車産業の発展に貢献できることを大変うれしく思います」と語りました。

今後もマツダは、高品質なクルマづくりを含め、お客さまとの様々な接点を通じて、お客さまの人生をより豊かにし、お客さまとの間に特別な絆を持ったブランドになることを目指してまいります。

* 低燃費・低公害の小型車(ガソリンエンジン1.3L、ディーゼルエンジン1.5Lまで)に優遇税制が適用されるタイ王国の制度。欧州の排気ガス規制「EURO5」に適合、燃料4.3リットルで走行距離100km以上の燃費、CO2排出量100g/km以下、などが適用条件となっている。認定を受けた車両には、法人所得税、設備輸入関税などの優遇税制がある。







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