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「軽量樹脂ウォータパイプ」を開発【豊田合成】

2014年8月26日

~従来比約40%減の軽量化を達成し、レクサスNXに採用~
「軽量樹脂ウォータパイプ」を開発

豊田合成㈱(本社:愛知県清須市、社長:荒島正)は、従来比約40%の軽量化を達成する「樹脂ウォータパイプ」を開発しました。

エンジン冷却水などを通す配管であるウォータパイプは、従来はステンレスや鉄などの金属製が主流で、製品の重量が比較的重いことや、複雑に曲がった形状への加工が困難なことなどが課題でした。

当社は車両の軽量化やエンジン廻りの狭小化などのニーズに対応するため、3次元に曲がったパイプ形状を成形する「ウォータアシストインジェクション工法※1」を新たに導入し、冷却水(LLC)に対する耐久性などを考慮した最適な材料を選定するなど、当社の樹脂技術を駆使し、当工法を用いた「樹脂ウォータパイプ」の量産化を日本で初めて実現しました※2

※1 : 成形時に高圧の水などを噴射することで樹脂パイプの中空部分を成形する工法
※2 : 当社調べによる(2014年8月時点)

開発した製品は、軽量な樹脂製で従来の金属製に比べ約40%の軽量化を実現するとともに、配管の曲げ角度などの形状制約が緩和されることで、金属パイプでは加工が困難であった複雑な形状に成形することが可能になり、エンジンルームのより一層のコンパクト化に貢献します。さらに複数のパイプやブラケット部(取り付け部)などを同時に成形でき、部品点数を削減することでコスト低減にも寄与します。

本製品は、2014年7月に発表された『レクサスNX』の過給器(ターボ)付きエンジンに使用される、インタークーラー用冷却水配管で初めて採用され、今後も幅広い車種への適用を目指していきます。

豊田合成は今後も世界のお客様のニーズに合った製品開発を通じ、選ばれるグローバルサプライヤーを目指していきます。


【当社製樹脂ウォータパイプの特長】
 日本初 (ウォータアシストインジェクション工法で量産化)
 軽量 (金属比約40%減)
 金属パイプでは加工が困難な複雑な形状でも成形可能 (曲げ角度などの形状制約が緩和)
 低コスト (付属部品の一体成形などによる)







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