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タイに新工場を開設【日産自動車】
2014年7月3日
日産の次世代ピックアップトラック「NP300ナバラ」を生産
日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は本日、タイで2番目となる工場を開設しました。
新工場は、日産の次世代型ピックアップトラック「NP300ナバラ」のハブ工場となり、世界45か国に向けて輸出する予定です。
日産にとってタイは、アジアの成長戦略に不可欠な重要なマーケットです。現在、2つの工場と1つのR&D施設を有するタイは、輸出と生産を担うアジアのハブとして、その重要性が増しています。
日産は、37億タイバーツを580,000平方メートルの敷地面積を持つ工場施設に投資し、2,000名の新たな雇用を創出します。フル稼働時の生産能力は、年間150,000台に達する見込みです。
日産のグローバル生産事業責任者の松元史明副社長は以下のように述べました。「タイは日産のアジア地域における成長のエンジンです。私たちが、最新のピックアップトラックを生産する第2工場を本日開設することができたことを、とても嬉しく思います。自動車の成長市場として、アジア地域の卓越した生産拠点として、そして世界に向けた輸出ハブとして、私たちはタイの将来性に期待しています。」
新工場で生産する車両の半数以上は、海外市場へ輸出し、残りはタイ国内市場で販売する予定です。エンジン製造工場を含む生産車両の現地調達率は、すでに85%に達しています。
日産はまた、1億6,200万タイバーツをゼロ排出プログラムに投じ、逆浸透リバースオスモシス(リバースオスモシスRO)プロセスを通して、全ての産業廃水の再生利用を行う予定です。日産は引き続き、業者や従業員に対して、廃棄物管理や資源削減についての認識を高めるトレーニングを実施します。
日産は、1963年に生産を開始しました。開始時は、一日の生産台数はわずか4台でした。今回の新工場の開設により、タイにおける生産能力は年間370,000台となります。
「『NP300ナバラ』は、日産が持つ最高のテクノロジーとデザイン、そしてピックアップトラックの80年間の生産実績を融合した、最も耐久性のあるピックアップトラックです。デイタイムランニングライトを搭載したLEDプロジェクターヘッドランプや、新しい2.5L YD エンジンを装備するなどの特徴を持つこの車両は、今後必ずや人気モデルとなり、この地域の中心モデルへと成長するでしょう。」と、アジア、オセアニア、日本における事業責任者である副社長の片桐隆夫は述べました。
新工場では、7月1日にピックアップトラック「NP300ナバラ」の生産を開始し、7月3日から販売を開始します。このモデルには、キングキャブとダブルキャブの2タイプがあります。キングキャブの価格は、57万5,000タイバーツから84万2,000タイバーツの間で、ダブルキャブは、65万6,000タイバーツから99万6,000タイバーツの価格帯で販売を予定しています。
なお、納車は8月中旬に開始する予定です。
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