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さらに軽量・小型の次世代シートベルトリトラクターを発表【TRW】
2014年6月19日
米国ミシガン州リボニア(2014年6月18日) - 世界有数の自動車部品メーカーで、アクティブセーフティ(予防安全)・パッシブセーフティ(乗員安全)システムの世界的リーダーであるTRWオートモーティブ・ホールディングス(本社:米国ミシガン州リボニア、以下TRW)は本日、従来システムよりさらに軽量化と小型化を実現した次世代シートベルトリトラクター「フローティング・スプール1(FS1)」を発表しました。FS1は、2014年第2四半期からアジア、欧州、北米、南米の複数の自動車メーカー向けに生産が開始される予定です。
シートベルトリトラクターは、通常、衝突時にロックポールによってベルトが固定されますが、構成部品が少ないFS1では、衝突時に乗員が前方に移動する力がベルトにかかることでスプールが作動し、リトラクターをロックします。従来よりさらにシンプルかつ標準化された部品デザインが実現されており、各国市場で求められる要件に合わせ、価格を抑えて容易に適合が可能です。また、完全自動化または半自動化された製造工程で生産することができます。
FS1は、バックルやアンカープリテンショナーを使用した前部および後部座席への搭載に適しています。また、FS1はロードリミッターなしの標準リトラクターとして利用可能ですが、標準トーションバーを使用した一段荷重タイプのロードリミッターと共に導入することもできます。また、FS1は、正引きおよび逆引きで利用でき、可動部品が少ないビークルセンサーロックメカニズムによって、卓越したNVH(ノイズ、振動、ハーシュネス)特性が実現されています。さらに、オプションとして、チャイルドシート拘束機能、折り畳み座席用のセンサーキャンセル、ノイズ低減システムなどの追加が可能です。
TRWのシートベルトシステム担当グローバルエンジニアリングディレクターであるアジズ・カナター(Aziz Canatar)は次のように述べています。「TRWの新しいシートベルトリトラクター、FS1は、従来製品より約15%の軽量化に成功しており、自動車メーカー各社がターゲットとする排気ガスおよび燃費規制への対応も可能となります。小型化されたFS1のデザインは、重量、サイズ、パッケージングの柔軟性などにおいて数多くのメリットをもたらすと共に、多くの搭載方法が可能になります。この高い価格競争力を備えたグローバル製品は、構成部品の標準化と組立て部品のオプション化によって実現されています。TRWでは、FS1こそがグローバル市場のニーズを満たす製品であると確信しています」。
TRWについて
TRWオートモーティブは世界有数の自動車部品サプライヤー。ニューヨーク証券取引所上場。米国ミシガン州リボニアを本拠とし、子会社を含め25カ国で事業を展開する。従業員数は世界で約65,000人。主要製品は、車両コントロールシステム、ドライバーアシストシステム、ブレーキシステム、ステアリングシステム、サスペンションシステム、セーフティシステム(シートベルトおよびエアバッグ)、電子部品、エンジンコンポーネント、ファスナー部品など、この他アフターマーケットの交換部品と各種サービスの提供も行っている。2013年度の売上高は174億ドル。日本国内では、TRWオートモーティブジャパン㈱として事業を展開、主要日本自動車メーカーに製品を提供している。
同社に関する詳細な情報は、Webサイトhttp://www.trwauto.co.jp/でもご覧いただけます。
本リリースは、6月18日(現地時間)に米国ミシガン州リボニアで発表されたリリースの日本語版です。
本プレスリリースにおける「TRWオートモーティブ」、「TRW」、「当社」などの文言は、別途記載がない限り、すべてTRWオートモーティブ・ホールディングスとその子会社を指します。
将来の見通しに関する記述
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