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リチウムイオン電池を搭載した“無限”の電動バイクがマン島 TT レースで優勝【日立マクセル】
2014年6月17日
2014年6月4日に英国王室属領マン島で開催された2014年マン島 TT レース TT Zero Challengeクラスの決勝レースにおいて、日立マクセル㈱(取締役社長:千歳喜弘/以下、マクセル)のリチウムイオン電池を搭載した㈱M-TEC(代表取締役:永長眞/以下、“無限”)の電動バイク「神電參(SHINDEN SAN)」が1位、2位を独占しました。
マクセルは昨年度より“無限”のレース仕様電動バイク向けにラミネート形リチウムイオン電池を供給しています。“無限”の電動バイクは、昨年は2位表彰台を獲得し、今年はレースに出場した2台が同クラスのラップレコードを塗り替え、1位、2位を独占するという結果となりました。マクセルのラミネート形リチウムイオン電池は2012年に生産を開始しました。独自の電極積層構造の採用により高出力放電でも安定した放電性能を発揮するとともに、マクセルオリジナルの耐熱セパレータ技術を用いることで優れた安全性と信頼性を実現しています。
このたび「神電參(SHINDEN SAN)」に搭載されたラミネート形リチウムイオン電池は、“無限”の要望に応えた専用仕様として、マクセルが新たに開発しました。バイクレースにおける過酷な使用条件に対応させるため、電池材料や構造を専用設計にすることにより、当社既存製品に比べて出力特性を大幅に向上させることに成功しました。
なお、今回開発したリチウムイオン電池は、“無限”専用仕様のため他用途で販売する予定はありません。
マクセルでは、今後ともラミネート形リチウムイオン電池などの各種電池に独自技術を採用し、多くの機器のコアデバイスとしてさまざまな場面での要望に応えていきます。
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