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HondaJet、新色塗装を施した量産1号機を初公開【本田技研工業】

2014年5月20日

~2015年のデリバリー開始に向けて量産体制が本格化~

Hondaの航空機事業子会社のホンダ エアクラフト カンパニーは、スイスのジュネーブで開催されているビジネス航空ショーのヨーロピアン ビジネス アビエーション コンベンション アンド エキシビション(EBACE2014)にて、現地時間2014年5月19日11時00分(日本時間 同日18時00分)に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。


<ご参考>
Hondaの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company 以下、HACI)は、パールグリーンにメタリックゴールドのストライプの塗装を施したHondaJet量産1号機を初公開しました。これにより、既存のシルバー、赤、黄色、青と合わせてHondaJetの全5色のカラーバリエーションが揃いました。

量産1号機に対しては、GE Hondaエアロ エンジンズ社製の量産型ターボファンエンジン「HF120」が納入され、すべてのシステムの取り付けおよびエンジンの装着が完了しました。今後、地上での機能試験を行い、2014年夏には初飛行が計画されています。現在、HondaJetの生産工場では9機の組み立てが進んでおり、2014年6月には10機目が加わり量産体制が本格化します。

HondaJetは、米国連邦航空局(FAA)の型式証明(TC:Type Certification)取得のため、FAAのパイロットによる最終的な認定飛行試験を継続しています。これまでに失速、ブレーキコントロール、フラップコントロール、スピードブレーキ、油圧および消火などのシステムに関する各種のFAAによる認定飛行試験を完了しています。また、地上試験としては、高性能デジタルコントロールシステムの採用により、あらゆる荷重条件での試験を効率良く行えるように独自開発された先進的構造試験装置を用い、現在までに、このクラスの機体の約5年の飛行サイクルに相当する2,000サイクルまでの構造疲労試験を実施しました。FAA型式証明の取得後すぐにHondaJetのデリバリーを開始する予定です。

HondaJetの開発責任者であり、HACI社長の藤野 道格は、「我々にとって最も重要なことは2015年1月~3月にFAAの型式証明を取得し、HondaJetのデリバリーを開始することです。このマイルストーンに向けて全力を尽くしています」と語りました。

また、HondaJetのカスタマーサービス体制の強化も進めており、パイロットトレーニング用のフルモーション・レベルD・フライトシミュレーター、パイロットの操縦技術や安全性およびメカニックの知識や技能の向上を図る各種トレーニングカリキュラムを、FlightSafety International®社と共同で開発しています。フルモーション・レベルD・フライトシミュレーターについては、ハードウェアの製作が完了し、現在ソフトウェアの最終的な組み込み作業を行っています。トレーニングについては、米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市にあるHACI本社敷地内で今年後半から開始される予定です。



【ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company, LLC) 概要】
設立 : 2006年8月
出資形態 : American Honda Motor Co., Inc.  100%出資
代表者 : 社長 藤野 道格(ふじの みちまさ)
所在地 : 米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市





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