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ダットサン、インドネシアでダットサン「GO+ Panca(ゴープラス パンチャ)」を発売【日産自動車】
2014年5月8日
● 本日、インドネシアのお客様向けの現地生産をプルワカルタの新工場で開始。
● LCGCプログラムにおける初めての5+2シートのMPVとなるダットサン「GO+」の予約は本日より開始され、価格は8,500万~1億300万インドネシアルピア。納車開始は6月。
● ダットサン「GO+」の現地名は、ダットサン「GO+ Panca(ゴープラス パンチャ)」に。
ダットサンは8日、インドネシア市場向けの第1弾モデルであるダットサン「GO+」の生産を西ジャワ州プルワカルタの新工場で開始しました。60,000m2の敷地に、エンジン、車体、塗装、組立工場を持つこの新工場は、インドネシア向けダットサン車両の生産専用の工場となります。
日産の常務執行役員であり、ダットサンブランドの責任者であるヴァンサン コベは以下のように述べています。「本日、私たちはインドネシアでのダットサン『GO+ Panca』の生産を開始します。ダットサンは、インドネシアの自動車愛好家の皆さんの中で特別な位置づけを持つブランドです。ダットサンの全盛期であった1970年代より現在に至るまで、多くのダットサンのオーナーズクラブが活動を続けています。私たちは、このような熱心なダットサンファンの他、魅力的なドライビング、安心感のあるオーナーシップエクスペリエンス、競争的な総所有コスト、利用しやすいアフターサービス、透明性のある価格設定、ディーラーの身近さなど、全てを実現する頑丈なファミリーカーを求めている前途有望な新世代のドライバーに新モデルを提供できることを嬉しく思います。」
インドネシア日産は、新工場での生産開始の式典において、インドネシア政府より低価格グリーンカープログラム(LCGC)の認可を取得したことも発表しました。このプログラムの要件に従い、ダットサンブランドの正式名称はダットサン ヌサンタラ(Datsun Nusantara)、新モデルの正式名称はダットサン「GO+ Panca(ゴープラス パンチャ)」となります。
「Panca」は、ダットサン「GO」というグローバルな名称に由来しています。「GO」は日本語では「5」であり、「Panca」もインドネシア語で「5」を意味します。ダットサン「GO+」の「+」は、乗員または荷物用の3列目のエクストラスペースを表しており、5+2 MPVであるこのクルマは、このスペースがあることでさらに2名の乗車が可能になります。
ダットサン「GO+ Panca」は、インドネシアのファミリーカー市場、そしてLCGCにおいて、価格および価値の面でこれまでにないクルマとなっています。インドネシアのお客様向けのダットサン「GO+ Panca」の注文は本日より開始され、納車は6月より行われます。
5ドアの5+2MPV ダットサン「GO+ Panca」は、68馬力の1.2リッターエンジンと5速マニュアルトランスミッションを搭載しています。価格は8,500万インドネシアルピアからとなりますが、このクルマは、クラス最高の室内空間とフレキシブルな3列シートアレンジメントを提供する唯一の車両となります。
ダットサン「GO+」は、コネクティッドフロントシート、速度感知ワイパーシステム、マルチインフォメーションディスプレイ、フォロー・ミー・ホームヘッドライトなどの機能を搭載しています。また、モバイルドッキングステーションには携帯端末を接続することができ、利便性を向上させています。お客様は、手頃な価格で多様なアクセサリーを選べ、クルマに個人の嗜好に合った仕様を加えることができます。
日産の常務執行役員でありインドネシア日産の社長でもある長谷川亨は、「LCGCの認可取得とインドネシアでのダットサン『GO+』の発売は、インドネシア日産にとって喜ばしいことです。これはインドネシアへの私たちのコミットメントを示す新たな第一歩であり、この新しいダットサン『GO+ Panca』がインドネシアのお客様の心を捉えるだろうと確信しています。」と述べました。
ダットサン「GO+ Panca」の3つのグレードとオプション付モデルの価格は、8,500万~1億300万インドネシアルピアとなっており、ボディカラーは全5色となっています。当初は39店舗のディーラーでの販売し、今年度末までには全国95店舗で販売する予定です。
ダットサンについて
日産は2012年3月、ニッサン、インフィニティに続く第3のブランドとなるダットサンブランドの復活を発表しました。ダットサンは、高い成長を続ける市場で将来の成功を夢見るお客さまに、クルマのある豊かな生活を提供します。ダットサンは、80年にわたる日本のクルマづくりに対する技術とこだわりを象徴しており、日産のDNAを体現する重要なブランドです。ダットサンブランドのモデルは、2014年からインド、インドネシア、ロシアおよび南アフリカで販売を開始します。
ダットサンの歴史
ダットサンは、約100年前の1914年に日本で作られた脱兎号(ダット自動車)に由来しています。「脱兎(ダット)」というのは「超高速」という意味であるとともに、当時の出資者であった、田、青山、竹内3人のそれぞれの名前の頭文字を取って名付けられたものです。また、耐久性のある(Durable)、魅力的で(Attractive)、信頼できる(Trustworthy)のそれぞれの頭文字を取ってDATとしたと宣伝されました。
1933年、日産の創立者である鮎川義介は、「すべての人に自動車を」というビジョンを持ってこの事業を引き継ぎました。1930年台初頭の日本の若者たちの向上心を満たす、軽量で経済的で耐久性のあるクルマは、「ダットの息子」、Datson(ダットソン)と名付けられ、後にダットサン(Datsun)となりました。日本のエンジニアリングと大量生産により鮎川の夢が現実のものとなったのです。
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