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インドネシアに2つ目の工場を開設【日産自動車】
2014年5月8日
● プルワカルタへの設備投資は、合計330億円
● 日産は、第2工場の開設によりインドネシアでの年間生産能力を25万台に拡大
● 日産は、低価格グリーンカー(LCGC)プログラムの認可を取得
日産自動車は8日、インドネシアに新しい生産工場を開設しました。330億円を投資したインドネシア・プルワカルタの第2工場は、日産がインドネシアでトップブランドとなるための大きな一歩となります。この投資は、日産の6ヶ年中期経営計画「日産パワー88」における、市場拡大計画の重要な一部です。
60,000m2の敷地を持つ新工場は、車体、塗装、組立のラインを持ちます。日産は、これにより、インドネシアでの現在の年間生産能力10万台から、フル生産時には25万台へと増加します。この新工場は、最大3,000名の新たな雇用を創出する予定です。
生産開始当初は、インドネシアのお客様向けのダットサン車両の生産を行う予定です。
開所式において、日産自動車CCO(Chief Competitive Officer)の西川廣人は、インドネシアの重要性と品質におけるリーダーシップを強調し、以下のように述べました。「日産は、インドネシアで2つ目となる工場に投資を行い、グローバルな日産生産方式を活用することで、インドネシアのお客様の需要の増加に対応していくことが可能となりました。私は、この工場での生産車両は品質の面で世界水準であるということに絶対的な自信を持っています。日産は、今後もインドネシアの大切なお客様へエキサイティングな商品をお届けしていきます。」
また、日産は、あわせて低価格グリーンカー(LCGC)プログラムの認可を取得したことも発表しました。これにより、日産は、インドネシアのモータリゼーションに向けた成長のエンジンとなることが期待されているLCGCセグメントへ参入することになります。
インドネシアは、日産のグローバルな事業目標において重要な戦略市場です。日産は、2014年にインドネシアで9万台以上を販売することを目指しています。この目標達成のため、販売店舗数を現在の100店舗から今年中に130店舗へ増やす計画です。
日産の常務執行役員でありインドネシア日産の社長でもある長谷川亨は、「私たちは本日、第2工場を開設すると共に、LCGCプログラムへの参加を発表することができたことを大変喜ばしく思っています。生産能力を拡大し、LCGCの認可を得たことで、日産は、インドネシアのお客様へ更により良い商品を提供することができます。この投資は、私たちがインドネシアとインドネシアのお客様に長期に亘るコミットメントの誓いです。」と述べました。
低価格グリーンカー(LCGC)プログラム
インドネシア政府による低価格グリーンカープログラムは、エンジン排気量1,200cc以下で燃費が20km/L以上の車両に対して、奢侈税が免除されるものです。この免税措置は、1,500cc以下で20km/L以上の燃費性能を持つディーゼルやセミ・ディーゼルエンジン車も対象となります。現在、新車に対する税金は、排気量ごとに異なり、10~75%の課税となります。
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