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ナイジェリアで自動車生産を開始【日産自動車】
2014年4月25日
● 日産は、アフリカなど高成長を続ける市場において急速に事業を拡大
● ナイジェリア製初となる日産車、「パトロール」をラゴス工場で生産開始
● 本年8月に、「パトロール」、「アルメーラ」、「NP300」の量産を開始
日産は25日、新ナイジェリア自動車政策発効後、大手自動車メーカーとして初めてナイジェリアで自動車生産を開始しました。
今回、ナイジェリアで初めて生産する車種「パトロール」が、ラゴスの組立工場においてオフラインしました。日産は、高い成長を続ける市場での事業の拡大を推進しています。
日産は、2016年度末までに営業利益率8%を達成するというコミットメントを掲げた中期経営計画、「日産パワー88」の達成に向けて、アフリカにおいても飛躍的な成長を目指しています。
日産は、高成長市場戦略の一環として、メキシコおよびブラジルで工場を開設しました。また、インドネシア、タイ、中国では様々なプロジェクトを実行しています。更に昨年は、ミャンマーで、経済開放後に初めて自動車生産を行う自動車メーカーとなることを発表しています。
ルノー・日産アライアンスと西アフリカのスタリオングループの間で昨年調印された覚書に基づき、この度、ナイジェリアのお客さまのために、ナイジェリア製初となる車種「パトロール」の生産を開始しました。
昨年の覚書の調印後、日産はナイジェリアでの生産をグローバルスタンダードとする準備をいち早く整え、その速さと組織対応力は新たなベンチマークとなりました。
日産の専務執行役員であり、アフリカ・中近東・インド マネジメント コミッティ議長である秦孝之は、「日産にとってアフリカは、戦略的成長の拡大に向けた推進役です。アフリカ市場は、自動車への需要が急速に増えています。私たちは、新自動車政策が発表された後、たった7か月で最初の車両を生産いたしました。ナイジェリアでの生産開始に向け迅速に取り組んできたことで、先発者としての利益を確保しようとしています。」と述べました。
南アフリカ日産の社長で、サハラ以南のアフリカ地域を担当するマイク ウィットフィールドは、最初の生産車種「パトロール」のオフラインの成功について、以下のように述べています。
「日産は、南アフリカの自動車産業の基礎を築いたパイオニアです。今、私たちは再び、アフリカにおける生産の最前線にいます。今回は、大きなポテンシャルを有しているナイジェリアです。日産は、ナイジェリアおよびアフリカの経済成長において、パイオニアとしての役割を果たしていきたいと思っています。」
先日、急速に成長するナイジェリア経済が南アフリカ全体の経済を上回りました。この後すぐに、はじめての日産車が生産されました。アフリカ大陸での販売台数を2012年末の11万台から2016年までに倍増させる中期成長計画を掲げる日産にとって、アフリカ最大の人口を擁するナイジェリアは、極めて重要な存在です。
アフリカにおける日産の成長戦略は、今年ナイジェリアで導入された国内の自動車産業発展を目指した新しい自動車産業政策により、勢いを増しています。
ウィットフィールドは、「私たちは、ナイジェリア政府が自動車関連の法規を施行したことに感謝しています。これは結果的に我々の投資につながり、すでにナイジェリアにおいて日産の独占販売会社となっているスタリオングループと協力し生産を開始するという日産の決断の決め手となりました。」と語りました。
金融、小売、通信、映画など様々な産業が急成長するこの石油資源に恵まれた国において、日産は更に需要が拡大すると見込んでいます。
日産は、「パトロール」に加え、「アルメーラ」と「NP300」の生産も計画しています。生産は5月初頭に始まり、8月には量産を開始する予定です。日産はこの3車種によって同市場でのプレゼンスをあげていく予定です。
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