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ルノー・日産アライアンス15周年を迎えて【日産自動車】
2014年3月27日
● 自動車業界で最も長い期間に亘り最大の効果を生み出してきたパートナーシップ、
● ルノー・日産アライアンスが本日、締結15周年を迎える
● アライアンスの新しいリーダーたちは、4月1日の研究・開発、生産技術・物流、購買、人事の機能統合に向け準備を整えている
● 機能統合により2016年には、シナジー効果が43億ユーロとなることを見込んでいる
ルノー・日産アライアンスは、3月27日、締結15周年を迎えました。
ルノーと日産は、1999年にルノーが6,430億円(当時のレートで、約50億ユーロ/54億ドル)を投資し、日産の株式の36.8%を取得したことによりアライアンスを締結しました。それ以来、両社は、販売台数を1999年の480万台から830万台に増やし、世界的なトップ自動車メーカーの一員となりました。現在、ルノーは日産の43.4%の株式を保有し、日産はルノーの15%の株式を保有しています。
ルノー・日産アライアンスの会長兼CEOのカルロス ゴーンは、「ルノーと日産は共に、グローバルな活動領域を飛躍的に拡大し、個々で成し遂げるよりもはるかに大きなスケールメリットを創出してきました。ルノーと日産は、15年間で独自の道を切り拓き、それぞれのブランドと企業風土を育てながら、シナジーを最大化しました。」と述べました。
ルノー・日産アライアンスは、自動車業界で最も長い期間に亘り最大の効果を生み出し続け、そして異文化を合わせ持った共同体です。今やビジネスケースのモデルとなっています。
以下のミニドキュメンタリーは、フリーの専門家が、ルノー・日産アライアンスや自動車業界での提携について語っています。(http://blog.alliance-renault-nissan.com/node/1856)
また、アライアンスの歴史における重要なイベントを時系列で示した以下のインフォグラフィックもご覧ください。(http://blog.alliance-renault-nissan.com/page/timeline)
2013年 : 過去最高を更新
ルノー・日産アライアンスは、2013年、ロシア最大の自動車メーカーであるアフトワズも含め過去最高の830万台のクルマを販売しました。
世界で販売されている新車10台のうち1台は、ルノー・日産アライアンスのクルマです。アライアンスは世界第4位の規模の自動車グループとなりました。アライアンスは、ルノー、ニッサン、ルノー・サムソン、インフィニティ、ヴェヌーシア、ダチア、ダットサンおよびラダの8つのブランドを展開しています。
2013年、アライアンスは前年に続き過去最高となる約28億ユーロのシナジーを創出しました。シナジーは、コスト削減、コスト回避、収益の増大により創出されます。そして、毎年、創出される新たなシナジーを発表しています。
4月1日の研究・開発、生産技術・物流、購買、人事の機能統合により、2016年までにシナジーは少なくとも年間43億ユーロまで増えることを見込んでいます。
今回の機能統合は、アライアンスの15年間の進化における次なるステップを示すものです。今回の計画は、4つの重要な機能はルノーと日産によって共同で運営されます。新しく設立するマネジメント・コミッティの監督の下、各機能をそれぞれ統括するアライアンス副社長が新たに任命されています。
統合計画全体については以下をご覧ください。http://www.media.blog.alliance-renault-nissan.com/news/renault-and-nissan-to-converge-four-major-alliance-functions-1-april
新興市場における成長
ルノー・日産アライアンスが1999年に設立された当時は、グループの総販売台数の約1%をBRIC諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)が占めていました。2013年は総販売台数の30%以上をこれら4か国が占めています。また、アライアンスは2013年に、CMF-Aという新興国向けの共通の新しい車両アーキテクチャーを発表しました。
CMF-Aおよびアライアンスの新興市場における攻勢の詳細については以下をご覧ください。http://www.media.blog.alliance-renault-nissan.com/news/renault-nissan-confirms-new-vehicles-specifically-tailored-for-growth-markets
ルノー・日産アライアンスは、ゼロ・エミッションモビリティのパイオニアでもあります。2013年、ルノーと日産は、2010年12月に「日産リーフ」を発売して以来、世界で累計13万4,000台のゼロ・エミッション車を発売しました。これは他の全ての主要自動車メーカーのゼロ・エミッション車の合計販売台数よりも多い台数となります。
1999年以降、アライアンスは、世界中で新しいプロジェクトを実行し、新しいパートナーを受け入れ、拡大してきました。現在、アライアンスは、ロシア最大の自動車メーカーであるアフトワズの経営権を持つ合弁会社の株式の過半数を保有しています。また、アライアンスは、ドイツのダイムラー、中国の東風汽車、インドのアショック・レイランド、日本の三菱自動車とも戦略的な協力関係を築いています。
ルノー・日産アライアンスは、アフトワズ、中国での東風汽車との合弁会社である東風日産乗用車公司を含めると、世界で45万人の従業員を雇用しています。
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