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高性能リチウムイオン二次電池「MLiX」を搭載した電気バス2台を供給 北九州市のゼロエミッション交通システム構築に貢献【三菱重工業】
2014年2月10日
三菱重工業は、北九州市が計画するゼロエミッション交通システム向けに電気バス2台を供給します。当社製高性能リチウム二次電池「MLiX」を搭載するとともに、車両本体の一部にカーボンファイバーを導入して軽量化をはかり、連続走行可能距離を飛躍的に向上させたノンステップ(低床)の大型路線バスで、排ガスゼロ・低騒音と快適な走行を実現します。
北九州市では、3月下旬からこのバスの市内運行を開始し、10月には太陽光で発電した自然エネルギーをESS(Energy Storage System:定置用大型蓄電池システム)に蓄電して、その電力を充電するゼロエミッション化(排出物ゼロ)を実現する計画です。
電気バスの車両寸法は全長11.065m、幅2.495m、高さ3.475mで、重量は11,250kg(諸元表参照)。専用に開発した充電器を使用することにより、従来の急速充電方式(CHAdeMO)に比べて約半分の時間で充電できるのが特徴で、1回の充電で最大80km※走行することができます。最高速度は85km/時で、乗車定員は72人。
電気バスに搭載するリチウムイオン二次電池MLiXは、軽量・コンパクトで、高い信頼性と長寿命を実現しており、当社が開発・販売するコンテナ型電力貯蔵システムやハイブリッドフォークリフトなどに搭載され、すでに多くの実績を積み上げています。
当社はこれまで、ブラジル・サンパウロをはじめとして国内外の各地で、電気バスとそれを活用した省エネ・低炭素の街づくりに貢献する様々な実証試験を行ってきました。
今回の受注を弾みとし、電気バスの普及を通じたスマート・コミュニティづくりにさらに積極的に取り組んでいきます。
※ 実際の走行距離は車内空調などの利用状況や道路・交通事情で大きく変動する可能性があります。
・ 上記諸元は計画値のため、変更する場合があります。
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