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ダットサン 「redi-GOコンセプト」を発表、将来のデザインの方向性を示唆【日産自動車】
2014年2月5日
● ダットサンの新しいコンセプトカーがエキサイティングな将来を示唆
● インドの前途有望な若い世代の心を捉えるスタイリング
● ハッチバックの利便性とSUVのエッセンスを融合した、斬新なクロスオーバーコンセプトにより、インド向けの新しいクルマを提案
● ダットサン「redi-GOコンセプト」はダットサンのキーバリューであるモダンさ、高品質、独創的な考え方を反映
ダットサンは5日、「第12回デリーオートエキスポ2014」において、新コンセプトカー、ダットサン「redi-GO コンセプト」を発表しました。
ダットサン「redi-GOコンセプト」は、新しい何かに挑戦し、自らの道を切り拓くお客様への提案であり、また「redi-GOコンセプト」という車名は、人々が新しい1日という旅を始める前の「ready to go(準備万端)」というワクワク感を表現しています。
常務執行役員で、チーフ・クリエイティブ・オフィサーである中村史郎は、「ダットサン『redi-GO コンセプト』は、コンセプトカーではありますが、私たちのダットサンデザインに対する考え方を明確に、意欲的かつ論理的に表わしています。」と語りました。
ダットサン「redi-GOコンセプト」は、先進的で独創的、明確でたくましく、力強く前向きというダットサンのデザイン的特徴に基づいています。5ドアハッチバックと頑丈なSUVとしてのふんばり感を組み合わせることで、インド市場向けの小型クロスオーバーの可能性を示唆しています。
ダットサンのデザインを統括するエグゼクティブ・デザイン・ダイレクターの長野宏司はこう述べています。「『redi-GOコンセプト』のデザインは、いくつかのキーワードが前提となっています。私たちは、モダンで特徴的なデザインを追求しましたが、同時に、普遍的で実質的なものにも見せたかったのです。このコンセプトカーは、これらの相反する特長を融合させたものです。」
このコンパクトなコンセプトカーは、短いオーバーハングとクロスオーバーらしい地上高の確保されたボディ、フロントからリヤに流れるウエッジした2つのキャラクターラインとそれによって作り出されたしっかりと芯の通ったサイドビューによって、機敏さとたくましさを強調しています。
モダンなヘッドライトは、細長いデイタイムランニングライトを内蔵している一方で、LEDテールライトは、独特な光のうねりを特徴としていることで、「redi-GOコンセプト」の走行時にユニークな視覚的効果をもたらします。薄型のLEDフォグランプは、フロントバンパーと完全一体型になっています。
ダットサンエンブレムを滑らかなカーブで囲むグリルは、『D-カットグリル』と名付け、動きのあるフォルム、力強いショルダーライン、特徴的なサイドウィンドウ形状とともに、今後全てのダットサンモデルに採用します。
一体化したフロントバンパーとリヤバンパーは、ダットサン「redi-GOコンセプト」の力強いフォルムを強調しています。更に、ダーククロムメッキ仕上げのスタイリッシュな15インチアルミホイールを装着した大型ホイールアーチが、そのデザインをより際立たせています。ボディは、フレッシュなスタイリングを反映し、活動的で大胆なカラーである鮮やかなライムグリーンで仕上げています。このライムグリーンカラーは、サイドシル、ホイールアーチ、バンパーインサートに使われているマットなアルミ合金風のグレー仕上げとコントラストをなし、このクルマのクロスオーバーコンセプトとしての側面を強調しています。
ルーフはマットブラック仕上げで、特徴的なモザイク状の模様となっており、将来のパーソナライゼーションオプションとしての可能性を示すものです。また、フロントガラスがキャビンやスポイラーにまで伸びているような印象を与えています。
また、ダットサン「redi-GOコンセプト」は、2,350mmのホイールベースにより、インテリアは広々としたスペースを確保しています。前途有望な若いお客様を対象にした「redi-GO コンセプト」は、活動的なライフスタイルを送る方々にとって、スタイリッシュ、スマートで快適なパートナーのようなクルマです。
クロスオーバースタイルには、実用的なメリットもあります。高さのあるボディと大きなホイールアーチは、地上高を高くし、難しい路面にもうまく対応することができます、また高いドライビングポジションにより、ドライバーは前方の道路状況をより良く見ることができることで、安全な視界を確保します。
ダットサン「redi-GOコンセプト」は、現段階ではコンセプトカーですが、販売モデルとして生産される場合は、既存のコンパクトハッチバックセグメントを目標に価格設定され、モダンさ、高い品質、革新性をそなえた魅力的なモデルとなるでしょう。
ダットサンブランドの責任者であるヴァンサン コベは以下のように述べています。「ダットサン『redi-GO コンセプト』は、インド市場で新セグメントを創出していくでしょう。あこがれのクルマでありながら、手頃な価格帯であるため、初めて新車を購入するお客様にとって身近な存在となるでしょう。新しい意味での自立をもたらすファミリーカーであるこのコンセプトカーを多くのインドのお客様に提供することは、インド市場に活気を与えようという私たちの熱意と真剣な取り組みを示すものです。ダットサンは、この急速に成長を遂げる市場で、最初の一歩を踏み出しています。新しい考え方、品質へのこだわり、素晴らしい商品により、インドの前途有望なお客様のニーズを満たしていきます。今、インドそしてダットサンにとってエキサイティングな瞬間であることを感じています。ダットサン『redi-GO コンセプト』は、まさにそのワクワク感を反映したクルマです。」
ダットサンについて
日産は2012年3月、ニッサン、インフィニティに続く第3のブランドとなるダットサンブランドの復活を発表しました。ダットサンは、高い成長を続ける市場で将来の成功を夢見るお客さまに、クルマのある豊かな生活を提供します。ダットサンは、80年にわたる日本のクルマづくりに対する技術とこだわりを象徴しており、日産のDNAを体現する重要なブランドです。ダットサンブランドのモデルは、2014年からインド、インドネシア、ロシアおよび南アフリカで販売を開始する予定です。
ダットサンの歴史
ダットサンは、約100年前の1914年に日本で作られた脱兎号(ダット自動車)に由来しています。「脱兎(ダット)」というのは「超高速」という意味であるとともに、当時の出資者であった、田、青山、竹内3人のそれぞれの名前の頭文字を取って名付けられたものです。また、耐久性のある(Durable)、魅力的で(Attractive)、信頼できる(Trustworthy)のそれぞれの頭文字を取ってDATとしたと宣伝されました。
1933年、日産の創立者である鮎川義介は、「すべての人に自動車を」というビジョンを持ってこの事業を引き継ぎました。1930年台初頭の日本の若者たちの向上心を満たす、軽量で経済的で耐久性のあるクルマは、「ダットの息子」、Datson(ダットソン)と名付けられ、後にダットサン(Datsun)となりました。日本のエンジニアリングと大量生産により鮎川の夢が現実のものとなったのです。
インドにおけるニッサンおよびダットサン
インド日産㈱(NMIPL:Nissan Motor India Private, Ltd.)は、日産自動車の100%子会社です。NMIPLは2005年に法人化され、インドで、ハッチバック、MUV、SUV、セダンなどの革新的でエキサイティングな製品を提供しています。日産は、アライアンスパートナーのルノーと共に、チェンナイ近郊に生産工場および研究・開発センターを開設しました。
日産はインドで、ニッサンおよびダットサンという2つのブランドを展開しています。ニッサンブランドの配給およびサービスに関してはホーバー オートモティブ インディア社と提携しています。ダットサンブランドについては、NMIPLが配給およびサービスを行います。NMIPLの2012年度の販売台数は36,975台でした。詳細についてはwww.nissan.inおよびwww.datsun.co.inをご覧ください。
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