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「特定特殊自動車排出ガス2011年基準」対応の新型ホイールローダ2機種を新発売(KCM)【川崎重工業】
2014年1月27日
川崎重工グループのKCMは、「特定特殊自動車排出ガス2011年基準」(※1)対応の新型ホイールローダ「Z7シリーズ」の新機種として、「62Z7」(バケット容量:2.3m3、運転質量:10.3t)および「67Z7」(バケット容量:2.5m3、運転質量:11.5t)の2機種の国内販売を、2月1日より開始します。
今回発売する新型ホイールローダ「62Z7」および「67Z7」は、当社と日立建機株式会社との共同開発により両社の技術を結集させたニューモデルで、現行モデルの良さを踏襲しながらも安全性、経済性、作業性能、外観、オペレータの快適性など、ホイールローダに求められるあらゆる点を全面的に見直し、ユーザーニーズに応えています。
新型ホイールローダ「62Z7」および「67Z7」は、排出ガスに含まれる大気汚染の原因物質である窒素酸化物(NOx)および粒子状物質(PM)の排出量を従来機と比べ大幅に削減し、国土交通省等が定める「特定特殊自動車排出ガス2011年基準」に適合しています。また、当社従来機より作業性能を向上させるとともに、約5~10%の燃費低減を実現しました。
※1 特定特殊自動車(ほとんどすべての建設機械、農業機械、産業用機械)を対象とする、ディーゼルエンジンの新たな排出ガス規制。
「62Z7」および「67Z7」の特長および主要諸元は、次のとおりです。
1. 主な特長
☐ 「特定特殊自動車排出ガス2011年基準」に対応
・ 新たにエンジンに搭載したマフラフィルタ、排気ガス再循環装置(EGR)、可変容量ターボ(VGT)を細かく制御し、排出ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)排出量を大幅に削減しました。
・ 排出ガス規制は、北米のInterimTier 4、欧州のStage ⅢBにも対応しています。
□ 燃費の低減
・ 各種センサが機械の動きを瞬時に判断し、エンジン回転数とHSTポンプ・モータを最適な状態に制御する「アクティブHSTコントロールシステム」を採用しました。これにより、作業中の油圧エネルギーロスを低減し、当社従来機より約5~10%の燃費低減を実現しました。
□ 作業性能、安全性、居住性の向上
・ 新たに採用したHSTモータ・ポンプにより、エンジン回転数に関係なくけん引力と車速を変化させることができるため、掘削・運搬・積込みの各作業性能、作業効率が飛躍的に向上しました。
・ 傾斜昇降ラダーの採用、キャブドアの改良、ハンドレールの最適化を行い、乗降時の安全性向上を図っています。
・ オペレータの居住空間を拡大し、気密性を高めた新型キャブを搭載しました。
☐ 整備性の向上
・ ガルウィング式で開閉するエンジンルームは、開口部が広くメンテナンスしやすい構造となっています。
□ 機能美を追求した外観デザイン
・ オペレータの視界に配慮するとともに、従来のイメージを一新した三次元曲面を多用した躍動感あふれるデザインを採用しました。
☐ 新メンテナンスパッケージ
・ 今回発売された「Z7シリーズ」向けの新車保証プログラムが適用されています。従来からの保証に加え、下記項目を追加しました。
①パワートレイン(エンジン、動力系装置、油圧機器を含めた主要コンポーネント)は、3年または5,000時間のいずれか早く達成した時点まで保証期間を延長します。(※2)
②無償メンテナンス
エンジンオイルとエンジンオイルフィルタは、500時間毎に4回まで無償で交換を実施します。マフラフィルタは、4,500時間到達時の1回目の洗浄を無償で実施します。
※2 13ヶ月以降の保証は、有償メンテナンス契約が必要です。
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