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2013年ロサンゼルスオートショーで新型燃料電池電気自動車「Honda FCEV CONCEPT」を世界初披露【本田技研工業】

2013年11月21日

Hondaの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーター(本社:カリフォルニア州トーランス 社長:岩村  哲夫)は、現地時間2013年11月20日に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。


<ご参考>
Hondaは、2013年ロサンゼルスオートショー(プレスデー : 2013年11月19日~21日、一般公開日 : 11月22日~12月1日)にて、新型の燃料電池電気自動車(以下、FCEV)「Honda FCEV CONCEPT」を世界初披露しました。
Hondaは、多様なエネルギー源から製造可能で、輸送や貯蔵もできる水素を、次世代の有望なエネルギーキャリアととらえており、その水素で走るFCEVを究極の環境車と位置づけ、1980年代後半から積極的に研究開発を行ってきました。
2002年にFCEVの「FCX」の米国政府販売認可を世界で初めて取得し、日本と米国でリース販売を開始しました。2003年には、世界で初めて氷点下での始動を可能にした燃料電池スタック「Honda FC STACK」を開発し、2005年には世界で初めてFCEVを米国の個人ユーザーに対しリース販売しました。
2008年には他社に先駆けて、究極のクリーン性能だけでなく、革新的なパッケージや異次元のドライブフィールといった、クルマとしての新しい価値や魅力を備えた「FCXクラリティ」のリース販売を開始。2009年に「2009 World Green Car」を受賞しています。
このように、Hondaはこれまで日本、米国、欧州でFCEVのリース販売を行い、リアルワールドでの一般ユーザーの使い勝手や走行データを蓄積しており、FCEV開発のリーディングカンパニーであると自負しています。
Honda FCEV CONCEPTは、FCXクラリティの後継モデルとして、FCEVの本格普及期の始まりと位置づけられている2015年に向けて、さらなる性能向上とコストダウンを目指した次世代FCEVコンセプトカーです。このコンセプトカーに搭載しているHondaの独自技術を結集した新開発のFC STACKは、従来型より約33%の小型化を図りながら、100kW以上の高出力と3kW/L以上の出力密度を実現。その小型化したFC STACKを含めたパワートレインを、市販車として世界で初めてセダンタイプのフロントフード下に集約して搭載しています。これにより、大人5人が快適に座れるゆとりあるフルキャビンパッケージを実現するとともに、先進のエアロダイナミックフォルムによる空力最適シルエットを両立しています。また、このパワートレインをフロントに配置することにより、将来のFCEVの普及拡大期において、複数の車種に展開することを可能としています。
Honda FCEV CONCEPTは70MPaの高圧水素貯蔵タンクを搭載し、300マイル以上の航続距離を実現。水素タンクの再充填は3分程度の短時間で完了し、現在のガソリン車と同等の使い勝手を可能にします。
また、FCXクラリティで実証試験を積み重ねた外部給電機能を装備可能とし、災害時などに家庭へ電力供給を行うことができます。
Hondaは、このコンセプトカーをベースにしたFCEVを、2015年に日本と米国、その後欧州で発売する予定です。また、2020年頃に向けて、さらに小型・軽量で高い性能を有した低コストな燃料電池システムと水素貯蔵タンクをゼネラルモーターズと共同開発することにより、FCEVの本格的普及を推進する取り組みを行っていきます。

※ 日本仕様



■ SMART MOBILITY CITY 2013 プレスカンファレンスにおける本田技研工業㈱
代表取締役  社長執行役員  伊東  孝紳のコメント

「今日の乗用車に置き換わる、未来のクルマのひとつの理想形と言えるFCEVは、完全にクリーンな環境性能に加え、ガソリン車と同等の居住性、航続距離、走行性能を実現しており、どれだけ走っても水しか出さない究極のエコカーです。HondaはこのコンセプトカーをベースにしたFCEVの新モデルを、2015年にこの日本で投入します」



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