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自動車用樹脂バックドアが米SPE Automotive Innovation Awards Galaの最優秀賞と外装部門賞を共同受賞【日立化成】

2013年11月21日

日立化成㈱(本社:東京、執行役社長:田中  一行、資本金:155億円、以下  日立化成)は、このたび、日産自動車㈱(以下、日産自動車)のRogue(日本名:「エクストレイル」)向けに生産している自動車用樹脂バックドアに関し、米国 第43回SPE Automotive Innovation Awards Galaの最優秀賞Grand Awardならびに外装部門賞Body Exterior Category Awardを、日産自動車他4社と共同受賞しました。日立化成はバックドアのシステムサプライヤーとして開発・設計を担当しました。なお、授賞式は11月6日 米国ミシガン州で行われました。

全米プラスチック技術者協会(Society of Plastics Engineers、以下 SPE)主催の「Automotive Innovation Awards Program(以下、本プログラム)」は、自動車向けプラスチック産業において、世界で最も大きく、歴史あるプログラムとされています。本プログラムは、完成車メーカー、Tierサプライヤーや、樹脂メーカーなどから成る数多くのチームが、今年最も革新的なプラスチック技術の活用例として部品、システムや、完成車などを応募するもの。本プログラムには、毎年700名を越えるエンジニア、自動車やプラスチック業界の幹部、メディア関係者等が関わっています。SPEは、プラスチック全般に関する、知識や技術の向上・促進、教育、社会への発表などを目的として活動していますが、自動車部門では、特に自動車用プラスチックに関することを対象としています。

第43回目の本プログラムは北米地域で販売される自動車部品を対象に、全10部門計55件の応募があり、その中で日産自動車Rogueの樹脂バックドアが全部門の最優秀賞と、外装部門賞を受賞しました。

受賞理由および本バックドアの特長は以下のとおりです。
① 北米初のオレフィン系樹脂で100%リサイクルできるため、環境負荷の低減が可能
② 従来材料のスチールに対し30%軽量化し、燃費改善と、CO2排出の削減に貢献

日立化成は、2001年に日本で初めてガラス繊維熱可塑性樹脂を活用したバックドアの量産に成功しています。これからもより安全で、軽量な樹脂バックドアの開発を通じて、自動車部品の技術革新や環境負荷の低減に貢献してまいります。






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