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環境・リサイクル関連の取り組みが評価され、政府表彰をダブル受賞【トヨタ自動車】

2013年10月29日

―リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰 「内閣総理大臣賞」、資源循環技術・システム表彰 「レアメタルリサイクル賞」を受賞―

トヨタ自動車㈱(以下、トヨタ)は、リデュース・リユース・リサイクル推進協議会主催の「平成25年度 リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」において、トヨタのリサイクル関連の取り組みが総合的に評価され、「内閣総理大臣賞」を豊田通商㈱と共に、10月25日に受賞、本日表彰式が行われた。
また、産業環境管理協会主催の「平成25年度 資源循環技術・システム表彰」では、レアメタルの1つであるタングステンのリサイクルシステムが評価され、「レアメタルリサイクル賞」を、住友電気工業㈱と共に10月11日に受賞した。

日本でモータリゼーションが進展し始めた1970年、トヨタは、将来のクルマの大量生産・廃棄時代を見据え、自動車メーカーとして世界で初めてシュレッダープラント「豊田メタル㈱」を豊田通商㈱と共に設立。以来、使用済車の適正処理と、多くの世界初となるリサイクル技術の開発、回収システムの構築に、トヨタグループ全体で積極的に取り組んできた。

多岐に亘る取り組みの中でも近年、特に力を入れているのが、全世界で累計570万台(2013年9月末時点)と、販売台数が急拡大しているハイブリッド車に関するリサイクルである。
トヨタは、ハイブリッド車の普及でCO2削減・省エネルギー等に取り組むと共に、その使用済ニッケル水素電池の世界初のリサイクルや、モーター磁石のリサイクル等にも取り組み、更なる環境への貢献を目指している。

【ニッケル水素電池のリユース・リサイクル】
1998年以来、国内で廃車となったハイブリッド車の8割程度にあたる約3万台分のニッケル水素電池を回収し、検査・選別の上、電池to電池リサイクルのほか、定置用蓄電池として活用。
◇ 電池to電池リサイクル
従来はステンレス原料としてリサイクルしていたが、含有ニッケルの高度な選別・抽出技術を住友金属鉱山㈱とともに開発し、2010年、世界で初めて、新しいニッケル水素電池の原料として再利用する事業を開始。
◇ 定置用蓄電池への活用(リユース・リビルト)
2012年、世界で初めて、回収したニッケル水素電池を組み合わせ、定置型蓄電システムとして再利用する技術を開発。2013年より㈱トヨタタービンアンドシステムがトヨタ販売店への販売を開始。

【モーター磁石のリサイクル】
2012年、世界で初めて、ハイブリッド車のモーター磁石からのレアアース(ネオジム、ジスプロシウム)リサイクルシステムを構築。希少な資源の有効利用に積極的に取り組んでいる。
また、トヨタはハイブリッド車以外のレアメタルリサイクルにも取り組んでいる。超硬工具等に使用されているタングステンについて、2010年、トヨタは住友電気工業㈱と連携し、リサイクルシステムを事業として確立。使用済超硬工具の分別回収と、世界初のリサイクル新技術を組み合わせ、使用済超硬工具中のタングステンを100%回収・再資源化、これまでに約75tのリサイクルを実施した。

トヨタは、環境問題を経営の最重要課題の一つと位置づけ、今後も、地球上の限りある資源を大切に、持続可能な循環型社会の構築へ向け、さらに取り組みを強化していく。


<トヨタのこれまでの取り組み>


◇「トヨタの環境取り組み」 HP : http://www.toyota.co.jp/jpn/sustainability/report/er/
◇3R推進協議会「平成25年度 3R推進功労者等表彰」HP : http://www.3r-suishinkyogikai.jp/
◇産業環境管理協会「平成25年度 資源循環技術・システム表彰」HP : http://www.jemai.or.jp/





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