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モデル作成時間を最大80%短縮 Adams/Machinery解析ソリューションの市場投入を加速【エムエスシーソフトウェア】
2013年10月9日
Adams/Machinery最新リリース、エンジニア向けの機械モデリングとシミュレーション機能を拡大
エムエスシーソフトウェア㈱ (代表取締役社長:加藤 毅彦、本社:東京都新宿区 以下MSC)は、本日、「Adams/Machinery 2013.2」のリリースを発表しました。Adams/Machineryは、機械設計向けにAdams/View環境をカスタマイズした解析ソフトウェアパッケージです。ユーザーは、ギア、ベアリング、プーリー-ベルト、スプロケット-チェーン、ケーブル、およびモーターなどの一般的な機械部品から、素早く実用的な仮想プロトタイプを構築することができ、さらに、システムダイナミクス応答の予測も可能です。
この新しいリリースは、機械設計とシミュレーションのためにAdamsプロダクトを次のレベルへステップアップします。Adams/Machinery 2013.2は、チェーン、ギア、ベルト、ベアリング、ケーブル、新しい電気モーターモジュールに加え、エンジニアのための使いやすさの向上など、包括的な機械部品ライブラリ一式と機械設計のためのロバストな仮想プロトタイプソリューションを提供します。Adams/Machineryは、産業機械、重工業、自動車、航空宇宙、およびその他の設備機器などの業界で働くエンジニアのために開発されました。
エンジニアはAdams/Machineryを使用して既存の設計の最適化や、新しいデザインのシステム性能の予測をすることができます。機械部品とシステムのためのモデリング時間は、組み込みウィザード、および以前は専門家の手作業で作成していた多くの要素タイプや部品結合の自動化によって大幅に(最大80%)短縮されました。
Adams/Machinery 2013.2で利用できる新しいモジュールと機能は次のとおりです。
ベルト
荷重履歴の予測、ベルト滑りの解析、ベルトコンプライアンスの効果の検討、および動力伝達不良の回避。同一平面上にないプーリー-ベルトシミュレーションのための新しい3Dベルト手法が利用可能になりました。
チェーン
プリロードによる振動の解析、スプロケットの荷重履歴の予測、および引張り破壊の回避。同一平面上にないスプロケット-チェーンシミュレーションのための新しい3Dチェーン手法が利用可能になりました。最新のリリースでは、ローラーチェーンをサポートする新しい離散化3D手法を追加しました。
ギア
バックラッシュの効果の検討、ギアペア間の接触力の予測、ギア摩擦の検討、および歯打音の軽減。現在のスパー、ヘリカル、ベベルギアに加えて、ウォーム、ラックアンドピニオン、ハイポイドギアなど3つの新しいギアタイプが最新のリリースではサポートされています。
ベアリング
ベアリング荷重、ベアリングパラメータ変更の効果の検討、およびベアリングの耐用年数の予測。
ケーブル
ケーブル張力の計算、プーリーの荷重履歴の評価、ケーブル滑りのポテンシャルの解析、およびウインチ効果の予測。
電気モーター
新しい電気モーターモジュールが追加され、モーターサイジングの計算、システム上のモータートルクの影響の予測、正確な位置制御の実現など、多数の機能を搭載しています。
上述の新機能に加えて、Adams/Machineryではより一般的な機能強化が行われました。これらの機能強化は、モデリング柔軟性の向上とパラメトリック検討のサポート拡大に焦点をあてています。
Adams/Machineryの主な利点の1つは、CADに付属した動作解析ツールを用いる前に、システムレベルのダイナミクス応答の正確な評価が可能になることです。Adams/Machineryの使用により、設計性能に早期の洞察を与え、機械部品の種類に固有のモデリングの自動化を行うことができます。ウィザード方式のモデリング環境は、CAD情報が利用可能になる前に、機械モデルを作成できることを意味します。Adams/Machineryは、フルシステムレベルのダイナミクスシミュレーションにおいて、コンポーネント固有の問題を解決するための忠実度の高いカスタマイズされたソリューションを提供することにより、CADソリューションを促進し、補完します。これは、製品破壊や高い保証費につながる機械的な問題を予測するため、CADの前後に使用することで大変価値のあるものになります。
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