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PPSを活用し販売会社への電力供給を開始【日産自動車】
2013年10月1日
-クリーンエネルギーを調達し、CO2排出量を削減-
日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス ゴーン)は1日、特定規模電気事業者(PPS:Power Producers & Suppliers)として調達した電力を、同日より神奈川日産自動車株式会社の66店舗へ供給することを発表しました。日産の運営するPPSは、バイオマスや太陽光由来のクリーンエネルギーなども調達するため、供給先でのCO2排出量とコストの削減を実現します。日産がPPSを活用し電力を自社外に供給するのは、初めてとなります。
日産は、同社の中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム 2016」において、企業活動からのCO2排出量削減を重点活動の一つに掲げており、国内の販売会社においては毎年1%(2010年度比、床面積あたり)のCO2排出量削減を目指しています。
販売会社ではこれまで、店舗で高効率空調や断熱フィルム、LED照明を採用するなど、省エネ活動を推進してきましたが、国内の電力源構成の変化に伴い昨今CO2排出量が増加しており、加えて店舗での急速充電器の設置により電力使用量も増加しているため、合理的な価格でクリーンな電力を調達することが必要となっていました。一方日産は、既に登録したPPSの資格を活用し、2013年4月より調達した電力を横浜市にあるグローバル本社など国内4事業所に供給してきました。今回、販売会社におけるCO2排出量削減を推進するために、第一段階として神奈川日産の66店舗への供給を開始します。供給する電力量は約4,500kWとなる計画です。供給先となる販売会社は、急速充電器使用に伴う電力コストも抑制することが可能となります。
また同日より、日産プリンス神奈川販売㈱など関東圏内にある日産の販売会社6社*1においては、外部のPPSからの電力調達を開始し、CO2排出量とコストの削減を目指します。
日産は、「ゼロ・エミッションリーダー」として持続可能なモビリティ社会を実現するために、包括的な取り組みを推進しています。主な取り組みとして、電気自動車の利便性向上のために急速充電器の設置を積極的に推進していますが、企業活動からのCO2排出量削減と両立させるために、使用するエネルギー源の多様化を進めていきます。
*1 : 日産プリンス神奈川販売㈱、日産プリンス埼玉販売㈱、日産プリンス栃木販売㈱、日産プリンス茨城販売㈱、日産プリンス群馬販売㈱、㈱日産サティオ千葉
<関連URL>
環境への取り組み http://www.nissan-global.com/JP/ENVIRONMENT/
「ニッサン・グリーンプログラム2016」 http://www.nissan-global.com/JP/ENVIRONMENT/APPROACH/GREENPROGRAM/
ブルーシチズンシップ
ブルーシチズンシップは「人々の生活を豊かに」というビジョンを実現するための、私たち日産の決意です。日産はお客さま、株主、従業員、地域社会を大切に思い、将来にわたって価値ある永続的なモビリティの提供に努めます。事業を通じて経済貢献すると同時に、社会の一員として、持続可能な社会の発展をめざします。
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