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ルノー・日産アライアンスとアフトワズ、ロシアで共同購買組織を設立【日産自動車】
2013年9月18日
● ルノー、日産、アフトワズは、ロシアでの購買活動において、特定の範囲を管理する共同組織を設立
● 生産台数の増加による適切な価格設定により、3社とも大きなコスト削減を実現
● アフトワズの象徴的ブランドである「ラーダ」の世界的な品質と競争力を向上
ルノー・日産アライアンスとアフトワズは18日、ロシアで共同購買組織を設立することを発表しました。この組織は、ルノー、日産、アフトワズの生産設備、パワートレイン、また共通プラットフォームをベースとした車両に関連する共同プロジェクトのための特定範囲の購買活動を行います。
この共同購買組織 (CPO: Common Purchasing Organization LLC)は、アフトワズと、CPOの手本としたルノー・ニッサンパーチェシングオーガニゼーション(RNPO)が50%ずつ所有します。
RNPOは2001年に設立したルノー・日産アライアンス最大の共同組織であり、コスト削減およびコスト回避からもたらされる新たなシナジーに最も貢献しています。RNPOは、ルノー、日産両社が世界中で行うすべての購買活動を対象としています。
CPOもRNPOと同様、台数の増加によるサプライヤーとの適切な価格設定によって、ロシアでの3社の大きなコスト削減に貢献することが期待されています。CPOは、RNPOの成功に寄与した手法および基準を活用します。
RNPOは2012年、ルノー・日産のシナジー全体の3分の1となる8億5,100万ユーロの新たなシナジーを生み出しました。
CPOは、品質、コスト、納期に関して、サプライヤーと共通の目標をもちます。さらに、ロシアでの部品の現地化を推進するためにサプライヤーとの関係をより強化します。CPOは、アフトワズとルノー・日産アライアンスのサプライヤーをロシアに誘致します。これにより、ロシアのサプライヤーの技術と品質が向上することが見込まれています。
CPOの設立は、2008年にルノーがロシア最大の自動車メーカーの株式の25%を獲得することから始まったアフトワズとルノー・日産アライアンスの戦略的なパートナーシップの発展における新たな一歩となります。CPOは、アフトワズとルノー・日産とのアライアンスの統合を促進し、ラーダブランドの競争力を高め、3社のブランドの新型車両の生産を最適化していきます。
CPOのCEOには、ダニエル ペリーが就任し、サマラ州トリアッティのCPO本社を拠点とします。ペリーは、RNPOの社長のクリスチャン ヴァンデンヘンデ、RNPOの副社長である山内康裕、アフトワズの購買担当副社長であるダミル カシャポフで構成される委員会にレポートします。
ルノー・日産アライアンスとアフトワズの共同購買組織の設立は、ロシア連邦独占禁止局から認可を得ています。
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