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ニスモアスリートグローバルチームがセパン12時間耐久レースにチャレンジ【日産自動車】
2013年8月26日
ニスモグローバルドライバーエクスチェンジプログラム
日産自動車㈱(日産)とニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(ニスモ)は、日産/ニスモからレース参戦する世界各地のレーシングドライバーに他国でのレース参戦機会を与える「ニスモグローバルドライバーエクスチェンジプログラム」の一環として、9月1日(日)午前0時(現地時間)にスタートするマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われるマレーシア・メルデカ耐久レース「セパン12時間」に出場します。
出場車両はNISSAN GT-R NISMO GT3で、このレースから新たに結成する「ニスモアスリートグローバルチーム」(チーム代表:田中利和ニスモ取締役兼執行役員)としてエントリーします。ドライバーは、日本国内のドライバー育成プログラム「NDDP(ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム)」ドライバーとしてSUPER GT GT300クラスに出場している千代勝正、ニッサンGTアカデミー卒業生であるウォルフガング・ライプ(ベルギー)と同マーク・シュルツイスキー(ロシア)の3名です。大型補助灯などを装備する耐久レース仕様のNISSAN GT-R NISMO GT3はこのレースのために新たに仕立てあげられ、既に横浜市鶴見区のニスモからマレーシアに向けて輸送されています。8月28日(水)から公式スケジュールが始まり、29日(木)はプラクティスセッション、ナイトプラクティスセッションが予定され、30日(金)には公式予選が行われます。12時間の決勝レースは、9月1日(日)の深夜0時にスタートし、同日お昼の12時にゴールとなります。
【ドライバー、千代勝正のコメント】
「セパン12時間レースは、毎年世界の名だたるメーカーやドライバーが参戦し激戦を繰り広げるレースと聞いていますので、NISSAN GT-R NISMO GT3の強さをアピールする最高の機会だと思っています。また自分にとっては初の国際レースとなりますので、たくさんのものを吸収すると共に、自分のドライビングが世界に通用することを証明できるように頑張りたいと思います。今回のニスモアスリートグローバルチームは新しいチームですが、気心が知れた信頼できるスタッフばかりですのでとても頼もしく思います。また、セパンはSUPER GTで走り慣れているコースなので、まったく不安はありません。12時間という長丁場になりますので、しっかりと着実にチェッカーまで走り切って、ウォルフィやマーク、チーム全員と力を合わせて優勝に向けて頑張りたいと思います」
【ドライバー、ウォルフガング・ライプのコメント】
「セパンはチャレンジしがいがあり、流れるようなコースなので、GT-R NISMO GT3にはピッタリのはずです。レースコースとマシンをよく知っているチヨさんと一緒に走れることはとても楽しみで、新しいニスモアスリートグローバルチームのために走ることにまさにワクワクしています。彼らは情熱的でプロフェッショナルなので、僕とマークにとって素晴らしい学習体験になるだろうと思います。セパンは気温が非常に高いでしょうが、SUPER GTで既に活用していると聞くエアコンに期待しています。日産のためにアジアでレース参加することは、僕にとって特別光栄なことで、この機会を与えていただいたことに心から感謝しています。いつものようにハードに攻め、毎ラップ学習を深めたいと思います」
【ドライバー、マーク・シュルツイスキーのコメント】
「テレビで見たことがあるセパンは、素晴らしいコースです。オーバーテイク可能な箇所が多く、とても興味深いサーキットですね。チヨさんは若く、とても速いドライバーと聞いていますので、ウォルフィ(ライプ)と僕にとって、とても良い機会です。僕たちは、同じクルマを別の選手権で戦っているので、今回との違いを比較することはとても有意義ですね。ニスモチームで走れることは信じられないくらいで、僕は一ヶ月間レースから離れていたので、またレースカーに乗ることを楽しみにしています。レースが長く暑いので体力を消耗することは確実ですが、このチャンスをエンジョイしようと思っています」
【チーム代表 田中利和コメント】
「ニスモアスリートグローバルチームとして初めてのレース、そしてニスモとしても(SUPER GTマレーシア戦以外の)海外レースへの出場は、99年のルマン24時間以来のことです。
今回は、日本車唯一のGT3車両であるNISSAN GT-R NISMO GT3 での参戦です。強力な欧米メーカーのGT3勢と戦うことになり、ハイレベルな戦いが予想されますが、チャレンジャーとしてしっかり最後まで戦い抜きたいと思っています。マレーシアでまた一つ、皆様の記憶に残る、わくわくするようないいレースを繰り広げたいと願っています。若手ドライバーやチームの成長振りを一緒にご覧いただければと思います」
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