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全米の主要市場で「日産リーフ」の販売を加速 ますます多様化するお客様と市場【日産自動車】

2013年8月23日

日産自動車は、今年3月に米国で発売した2013年モデルの「日産リーフ」が現在、前年比335%増の販売となっていると発表しました。また電気自動車(EV)の需要は、今まで販売台数の多かった西海岸から、米国全域に亘る新たな市場へと大幅に拡大していることが分かりました。

日産のEVセールス&マーケティング担当ダイレクターのエリック・ゴットフリードは、「日産リーフは、今まで西海岸でとても良く売れていました。それは、国の優遇措置に加えて州から受けられる税制優遇措置があることをはじめ、多人数乗車優遇レーンへのEV乗り入れ可能、環境意識の高さ、新しいものをいち早く導入したい人が多いこと、また、日産が日産リーフを量販する前から初期のEVを導入していたこと、など以前より電気自動車の文化と電気自動車への強い関心があることなどがその理由です。実際、シアトル、ポートランド、サンフランシスコでは数か月の間、リーフが最も売れている日産車であったこともありました。」と述べています。

米国での「日産リーフ」販売台数トップ15市場は以下の通りです。

第1位 : サンフランシスコ : 「日産リーフ」はサンフランシスコの自動車販売台数ランキング(EVもEV以外も含む)でトップ10に入りました。

第2位 : ロサンゼルス : 都市部が多い市内には整った充電インフラがあります。また渋滞が多いため、ガソリン車と比較してより「日産リーフ」のパフォーマンスが発揮されます都市と言えます。「日産リーフは混雑や渋滞の中ではガソリン車以上のパフォーマンスを出します。なぜならガソリン車と違い、渋滞で止まっているときには最小限のエネルギーしか使わないからです。」とゴットフリートは言います。

第3位 : アトランタ : 新たに現れたEV市場が3位を獲得。アトランタでは、「日産リーフ」のパフォーマンスが発揮される渋滞が多いことや、州の補助金、多人数乗車優遇レーンへのEV乗り入れ可能など、多くの要因が挙げられます。日産のEVインフラ戦略担当ダイレクターのブレンダン・ジョーンズは、「これらの要因が組み合わさり、時間の節約やパーソナルモビリティを容易にするようなライフスタイルの変化がもたらされたのです。」と言います。ジョージア州は、ゼロ・エミッション車に対して最大5,000ドルの税金控除を行っています。またアトランタでは、日産から企業への働きかけにより、サザン・カンパニーの従業員に100台以上の日産リーフを販売することができました。

第4位 : シアトル : エネルギー会社がウェストコースト・エレクトリック・ハイウェイ整備の有力な支持社であり、これがEVに関する消費者への教育を推進し、EVの認知度を高めることに役立っています。

第5位 : ポートランド : オレゴン州にはEV利用を促進するチーフEVオフィサーがいます。

第6位 : ホノルル : 急速充電器26基が設置されているハワイ州は、米国で最も充電スポットが密集している地域です。EVドライバーが主要な目的地に簡単にアクセスできる島という土地柄からも充電器の戦略的な設置を可能としています。またハワイ州は、州内でエネルギーを作ることができ、燃料の輸送への依存が低いことなどにより、EVがエネルギーの自給自足を推進する大規模なイニシアティブと言えます。

第7位 : サンディエゴ : 州の税制優遇措置、多人数乗車優遇レーンへのEV乗り入れ可能、環境への関心の高さなど、カリフォルニアや西海岸の他の都市と同様理由で「日産リーフ」が売れています。

第8位 : サクラメント : カリフォルニア州の州都であるサクラメントでは、新しいものをいち早く導入する人が多いことやEV文化への理解が深いことなどにより、EVの認知、教育のレベルが高くなっています。

第9位 : ナッシュビル : 日産アメリカズの本社と、「日産リーフ」とバッテリーを作る工場があります。多くの新たなEV市場では、口コミや宣伝による販売が大きく伸びています。ゴットフリードは、「日産リーフのお客様は、クルマへの満足度が非常に高く、好奇心の高い友人や同僚にその経験を伝えたいと考えています。このような仲間での会話が日産リーフの販売に結び付く場合が多くなっています。」と言います。ナッシュビルでの「日産リーフ」の認知は、充電インフラの整備と、熱心な従業員のグループが2011年に「日産リーフ」の実用性に関する認識を高めたことが主な要因です。それ以来、ナッシュビルの一般のお客様の中で「cul de sac(袋小路)現象」が起こっています。これは、ひとりが日産リーフを買い、その使いやすさを近所中に証明することです。「ナッシュビルのような中程度の規模の都市では、近所づきあい頻繁にあり、近所同士で話す機会があります。どこでもそのようなわけではないですが、かなりのコミュニティーで、仲間同士のおしゃべりが販売増に大きく結び付いています。販売は本質的に、『感染する』ものなのです。」とコットフリードは言います。

第10位 : セントルイス : この新たな市場であるセントルイスで販売が伸びた要因は、熱心なディーラーの活動により地域における教育が行われ認知が増したこと、企業や大学への働きかけ、EVの価値の平均化を評価する中西部の現実主義などが要因です。ゴットフリードは「新しい技術が好きで新しいものをいち早く導入する人の他に、EVの実用性と安上がりなことを重視する価値を意識するお客様が多く現れてきています。EVをクルマのランニングコストからの解放と考えているのです。充電が給油よりも安いというだけではなく、EVはメンテナンスコストもはるかに安いのです。日産リーフのお客様からは、毎月のガソリン代と引き換えに日産リーフのリース代金全額を払える、ということをよく聞きます。」と言います。

第11位 : 同点でシカゴとデンバー : シカゴでは、最近、充電インフラが増え、整備されてきました。イリノイ州は、購入に対し4,000ドルの税制優遇措置と登録料の減額を行っています。シカゴは、郊外から都市への通勤という運転パターンが多い都市です。日産リーフの2013年モデルは、とくにシカゴでは重要な機能であるエネルギー効率の良いハイブリッドヒーターなどのおかげで航続距離が伸び、それがこの都市の巨大な自動車市場でEVを有効な通勤用のクルマとしました。
デンバーで日産リーフが普及した要因は、コロラド州の6,000ドルの優遇税制措置、草の根の認知、教育活動を数多く支援したEVに熱心なディーラー、更に全体的に環境への高い関心があったことによります。「コロラド州は、環境に配慮し、アウトドアに適した性質を持っており、それがEV文化を受け入れているのです。クラフトビールの醸造所が多い地域では、ニュー・ベルジウム・ブリュウイングの従業員は町での営業活動に日産リーフを使っています。同社の充電ステーションは一般向けに無料で利用可能となっており、その充電器は1970年代の給油ポンプの姿でうまく隠されています。このようなEVに優しい環境で認知度を高めています。」とゴットフリードは述べています。

第13位 : ワシントンD.C. : コンパクトで郊外から中心部への通勤が楽であること、日産リーフの購買層である技術分野で働く教育水準が高いお客様が多いこと、そして急速に広がっている急速充電器ネットワークにより、ワシントンD.C.での日産リーフの人気が高まっています。また、ワシントンD.C.圏では、メリーランド州で1,000ドルのEV優遇税制措置が実施されています。

第14位 : ダラス/フォートワース 自動車充電サービスを提供するNRGエナジー社のeVgoが実施されているテキサス州には強力な充電インフラが整っています。同市場では、テキサス・インスツルメンツやBNSF鉄道などの技術、運輸・交通企業での口コミによっても販売が加速しています。テキサス州は、EVの購入に対して2,500ドルの払い戻しを実施しています。

第15位 : ニューヨークシティ 「日産リーフ」がコンパクトであることで、特にマンハッタン周辺の地域でEVの人気が高まりました。プリンストン、ウエストチェスターなどの地域や、家庭での充電を促しているロングアイランド州やニュージャージー州などの地域で最も良く売れています。また、ニューヨークではニューヨーク市衛生局など小規模な法人への販売も要因となっています。リーフタクシーパイロットプログラムなどと言った注目度の高いプロジェクトが消費者の認知度を高めました。タクシードライバーは、乗客はEVに高い関心を示し、そのために会話が多くなり、チップも高くなると言います。リーフタクシーのドライバーたちは、お客様にEVについて知ってもらうため、QRコードのついた情報カードを提供しています。


ゴットフリードは、「EVの市場と購入者がますます多様になってきている中で需要が持続していることを考えると、EV市場の見通しは明るく、日産リーフは今後も実用的で手ごろな価格のEVのリーダーであり続けると確信しています。」と述べています。




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