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新技術でセーフティ・シールドをさらに強化【日産自動車】

2013年8月20日

車両の周囲360度を監視するセンサーと先進の人工知能の2つのキーテクノロジーを発表。
これらの新技術は、複雑な実運転環境下においても車両が適切に対応することを可能にします。今回、初めてそれを実演します。
日産のこれまでの安全技術とこれら新技術の組み合わせにより、日産のセーフティ・シールドの機能はさらに強化されます。
これらの新技術は、日産車が関わる交通事故による死亡・重傷者をゼロにすることを目標とした日産自動車の研究から生まれ、さらに自動運転へとつながります。


カリフォルニア州アーバイン(2013年8月20日)―日産自動車は、革新的な新しい2つのキーテクノロジーを具現化することにより、安全技術をさらにリードしていきます。

日産自動車は、これらの新技術を「日産リーフ」に搭載し実演します。
これは、当社が追求し続ける持続可能なモビリティ、すなわちゼロエミッションと死亡重傷者を無くすと言うコミットメントを具現化したものです。また、これら新技術は自動運転の実現にもつながります。

まず一つ目は、先進センサー技術です。レーザースキャナーとアラウンド・ビュー・モニターカメラが、車両周囲360度にわたって道路標識や信号および他の車など潜在的なリスクを常に監視します。

二つ目は、クルマの知能化です。先進センサーが収集したデータを基に、車両を適切に対応させます。

これらの新技術の組み合わせによって、複雑な実運転環境下においての適切な対応が可能となります。
“日産360”では初めて、以下の3つのデモンストレーションをご覧いただきます。

- 車両側方間隔を自動で維持しながら走る
- 周辺交通環境を認識して、自動で交差点を通過・右左折する
- 対向車を認識して、自動で路肩駐車車両を追い抜く

車両側方間隔の制御は、高速道路走行時の機能として実演されます。
高速道路で道路工事の車線規制が行われている場合など、障害物により走行車線が狭められていることを検知して、衝突することなく操舵制御を行います。

交差点の通過・右左折は市街地走行時に適したものです。
“日産360”では、他の車が交差点を通過するのを待って、自車が交差点を通過する様子をご覧戴きます。

路肩駐車車両の追い抜きも、市街地走行で活用される機能です。
対向車との距離を認識した上で、道路脇に駐車している車両を安全に追い抜けるよう操舵制御を行います。

“日産360”で実演される数々の新技術は、“ぶつからないクルマ”造りを長期的な目標に掲げる日産の研究開発から誕生したものです。日産はアラウンド・ビュー・モニター、バックアップコリジョンインターベンション、レーンデパーチャープリベンション、ディスタンスコントロールアシストなどを含む、セーフティ・シールドを開発し、改善を続けています。
セーフティ・シールドは、車両周囲360度を監視し、リスクを検知した場合、ドライバーへの警告や衝突回避動作を行い、事故を防止します。

今回の新たなブレークスルーは、潜在的リスクの認識および回避能力を強化し「クルマが人を守る」という理念に基づき、リスクを初期の段階で回避するものです。

日産の安全技術の背景

日産の研究開発理念は、ドライバーとクルマがパートナーとなることを目指します。
運転時に起こりうる事故を回避するためには、認知、判断、操作という基本的な3つのステップがあります。日産のセーフティ・シールドはこの3つのステップ全てを支援します。“日産360”で披露する技術は、セーフティ・シールドの機能を拡充し、さらなる進化につながります。

認知―道路標識や信号など車両全周囲のあらゆるリスクの監視
判断―ドライバーの意思決定を支援する高度な人工知能
操作―衝突することなく潜在リスクを操舵や制動で回避する能力。「日産リーフ」には、これらの安全技術を適用するのに適した先進的なアクチュエーターがすでに搭載されています。




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