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夢の実現に向けて、ゲーマー出身の日産のレーサーが鈴鹿のテストで手応え【日産自動車】
2013年7月22日
ニスモグローバルドライバーエクスチェンジプログラムのドライバー、ルーカス・オルドネス(スペイン)が、7月19日(金)・20日(土)に鈴鹿サーキットで行われたSUPER GT公式テストに参加。2日目にはクラス5番手タイムをマークし、日本での第一歩を、順調に踏み出しました。
オルドネスは、金曜日に行われた2回にわたるセッションの間にマシンに順応し、土曜日にはロングランを走行。日本屈指の名門コースで、タイムアップを目指したセッティングやタイヤに関してのフィードバックを行いました。
テストが行われた2日間、この鈴鹿には、4週間後に日本のレース界へのデビューを果たすオルドネスの姿を一目見ようと多くのファンが押し寄せ、その人気の高さをうかがわせました。
■ルーカス・オルドネスのコメント:
「日本で過ごしたこの一週間は、素晴らしい日々でした。数週間の後、1000kmレースで再び日本にやってくる日が待ち切れません。ドライバーとして日本に来ることができるのは、この上ない機会です。鈴鹿でレースに参戦することで学び得られる経験は、信じられないほどの内容です。SUPER GTの競技レベルは非常に高く、とても勉強になるので、日産とニスモのおかげでこの場にいられることを心から誇りに思います。鈴鹿に来ることは、私にとって、夢が叶うようなものなのです」
■NDDPレーシング・チーム監督 長谷見昌弘のコメント:
「ルーカス(オルドネス)が、経験とスキルを兼ね備えたいい走りをするドライバーであることは知っていましたし、だからこそ彼をこのテストに参加させました。初日、私は彼の走行ラインを見ていたのですが、非常にスムーズなドライビングで感心しました。私がそのことを本人に伝えると、彼はシミュレーターで何度も練習してきたと答えました。まさに、その通りの走りでしたね。
全体的には、この2日間の彼の進捗には大変満足しています。ルーカスは、単に速いというドライバーではありません。チームとも、うまく協調しています。与えた指示を正確に実行することができますし、非常に高いレベルで課題をこなしていきます。一方で、自分のペースをうまくコントロールし、タイヤの摩耗管理もできます。あらゆる耐久レースにおいて、極めて重要となる要素です。来月のレースで優勝を目指すために、彼の加入はチームにとっても大変貴重な存在となるでしょう」
オルドネスはこの後、来週末に行われるスパ24 時間レースの参戦のためベルギーに向かい、ヨーロッパ、米国、中東、オーストラリアへと遠征。その後、8月17日(土)・18日(日)に鈴鹿サーキットで開催される1000kmレースのために、再び来日します。
日産/ニスモがGT3カスタマーカープログラムを立ち上げた昨年以来、SUPER GTのGT300クラスにエントリーするNISSAN GT-R NISMO GT3の台数は、同シリーズの上位クラス、GT500に参戦するNISSAN GT-Rと同じ4台にまで増加。日本で幅広い人気を誇るこのSUPER GTに参戦する40台のうち、日産勢が20%を占めています。
「ニスモグローバルドライバーエクスチェンジ」は、日産/ニスモから参戦する世界各国のレーシングドライバーに、世界各国でのレースに参戦する機会を与えるプログラムです。このオルドネスのSUPER GT参戦を皮切りに、様々なドライバー達が、各国が誇る名門レースに参戦します。
なお、このSUPER GT公式テストでは、初日は#1 REITO MOLA GT-R(本山哲/関口雄飛)が、二日目は#23 MOTUL AUTECH GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)がGT500クラスのトップタイムをマーク。鈴鹿1000kmレースに向けて好調ぶりをアピールしました。
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