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「ニスモグローバルドライバーエクスチェンジプログラム」を新設【日産自動車】
2013年7月17日
● 欧州で活躍するルーカス・オルドネスがSUPER GTにスポット参戦
●日本のSUPER GTドライバーが海外レースに参戦し、国際レベルを体験
●新チーム「ニスモアスリートグローバルチーム」を新たに立ち上げ、セパン（マレーシア）とバサースト（オーストラリア）の12 時間レースにエントリー。
●バサースト12 時間のエースドライバーには、オーストラリアV8スーパーカーのスタードライバー、リック・ケリーを起用
日産自動車㈱（本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス・ゴーン 以下、日産）及びニッサン・モータースポーツ・インターナショナル㈱（本社:神奈川県横浜市鶴見区 社長:宮谷正一 以下、ニスモ）は16日、モータースポーツに関しての新たな取り組みを発表しました。その取り組みとなる「ニスモグローバルドライバーエクスチェンジ」は、日産/ニスモから参戦する世界各国のレーシングドライバーに、世界各国でのレースに参戦する機会を与えるプログラムです。
この新しいプログラムを最初に適用するドライバーは、ルーカス・オルドネス（スペイン）です。レーシングドライバーであれば誰もが、SUPER GTへの参戦を夢見ますが、特にオルドネスのような長年テレビゲームのバーチャルな世界においてSUPER GTマシンでレースを戦ってきた後、現実のレースでも活躍するようになったレーサーにとっては、まさに夢の実現といえます。今回オルドネスは、「ニスモグローバルドライバーエクスチェンジ」の一環として、現実の世界でNISSAN GT-RでSUPER GTを戦います。
GTアカデミーの初代勝者であるオルドネスは、現実のレースでも既に多くのレーシングキャリアを積んできました。これまでには、3度に渡るル・マン24時間への挑戦、2012年のプチ・ル・マン（アメリカ）のNISSANデルタウイング完走、2011年のインターコンチネンタル・ル・マンカップ（ILMC）でのチャンピオン獲得、などがその実績です。更に今年は、欧州でNISSAN GT-R NISMO GT3で素晴らしいパフォーマンスを発揮するなど、日産が数年前に発掘したオルドネスの才能が、今まさに花を咲かせています。
オルドネスは、7月19-20日に鈴鹿サーキットで行われるSUPER GTの公式テストに参加します。そして8月17-18日に行われるSUPER GTラウンド、鈴鹿1000kmでは、星野一樹、佐々木大樹と共に、NDDP RACINGのNISSAN GT-R NISMO GT3でGT300クラスに参戦します。
また、各国が誇る名門レースに、複数のニスモグローバルエクスチェンジドライバーが、日本の横浜を拠点とする新たなニスモワークスチーム「ニスモアスリートグローバルチーム」より参戦します。
「これは、最初の一歩に過ぎません」とニスモ社長の宮谷正一は語ります。「我々は、若手ドライバーが最良の経験を積み、その才能を世界各国に広げたいと思っています。ヨーロッパのドライバーたちを日本に迎え、日本のドライバーたちをヨーロッパに送るという活動は、我々にとっての喜びでもあります。ドライバーたちのチャンスをさらに広げることができて、とてもうれしく思います」
「今回のプログラムは、すべてのニスモドライバーたちに、より幅広い経験を積んで貰うために立ち上げました」と語るのは、日産のディレクターオブグローバルモータースポーツ、ダレン・コックスです。「これは、我々のモータースポーツ活動が本当の意味で国際的なアプローチで進むための、新たなステップです。これまでも日産のドライバーが、様々なマシンに乗ることで、そこから多くを学ぶことができるということを目にしてきました。GTアカデミーの2011年勝者であるヤン・マーデンボロー（イギリス）を見ても、NISSAN GT-R NISMO GT3から今年はF3にスイッチし、さらに今年のル・マン24時間では日産エンジン搭載のLMP2車両で見事なラップタイムをマークしています」
「昨年は、本山哲とミハエル・クルムがル・マン24時間に参戦しました。今回GTアカデミーの初代ウィナーであるオルドネスを日本に送ることは、次へのステップを考える上でも、とても理にかなっています。この経験は、今後我々の人材を最大限に活用する機会を作り出し、更に国際的な活動に取り組むことができる最初の1歩となります」
「ニスモグローバルドライバーエクスチェンジプログラム」今後のレースおよびテスト参加予定
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