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「MaterialCenter」で材料ライフサイクル管理ソリューションを刷新【エムエスシーソフトウェア】
2013年7月9日
企業全体での試験及び仮想の材料データとプロセスを、完全なトレーサビリティとともに管理
エムエスシーソフトウェア㈱(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:加藤 毅彦、以下MSC)は、本日、「MaterialCenter」の販売を開始したことを発表しました。材料ライフサイクル管理システムであるMaterialCenterは、材料プロセスとデータ管理を行い、企業および製品ライフサイクル全体で完全なトレーサビリティを保証します。
従来の「材料データ管理」の枠を超えるために、MaterialCenterは、材料エンジニアリングとシミュレーションによる製品開発のインターフェースとして統合計算材料工学(Integrated Computational Material Engineering)に要求される機能とスケーラビリティ要件を満たすためゼロから設計されました。さらに、MSCのソリューションとサードパーティ製シミュレーションツールを完全に統合し、次世代の先進材料のシミュレーションを実現することで物理テストのコスト低減を目指しています。ブラウザベースのインターフェースは、設定変更が可能で使いやすく設計されており、企業全体で必要なアクセスコントロールを提供する機能を備えています。CADとCAEプリポストプロセッサとの統合により、製品開発チームの効率を高め、一貫したプロセスによる開発の推進に役立ちます。
MSC Software Corporationの社長兼CEOであるDominic Gallelloは、次のようにコメントしています。「私たちの目標は、材料工学と構造工学の間の境界を曖昧にすることです。先進材料のより広範囲な使用を可能にし、新しい材料システムの検証に必要な物理テストの大幅なコスト削減を支援します。物理テストのコストが急激に増大している航空宇宙や自動車の材料プロセスでは、もはやシミュレーション上で設計、テストされた材料を取り入れることなく開発を進めることは不可能です」
MaterialCenterの最初のバージョンには、企業の材料プロセスとデータ管理を支援するための機能が搭載されています。
● 追跡可能で完全な材料エンジニアリングワークフロー:
・ 物理的なテストデータのインポート
・ データ整理
・ 承認ワークフロー
・ 公開された工学的許容値
● Microsoft Excelとの双方向統合
● 完全な材料トレーサビリティ
● MSCのMvision製品との双方向統合
● グローバルおよび個別のアクセスコントロールを提供する、設定可能なセキュリティモデル
● エンタープライズ環境への容易な展開、構成、および設定が可能な、簡単なWebベースのアクセス
シミュレーション用に即利用可能なデータを含む広範な材料ライブラリ
CAD、CAE、PLMシステムを含む、全製品開発環境に材料情報を統合するためのロバストなオープンプラットフォーム
MSCが提供する最新プロダクトのMaterialCenterは、MSC Nastran、MSC Fatigue、Marc、Fatigue Testing Services、および新たに加わったe-XstreamのDigimatによる製品開発の革新を推進するために、効率的な材料活用を可能にします。
*記載されている団体名および製品名は各社の商標または登録商標です。
MSC Softwareについて
MSC Software Corporationは、複合領域シミュレーションソリューションのグローバルなリーディングカンパニーとして、製品の設計やテストにおける品質向上、時間短縮、コスト削減を支援するソフトウェアおよびサービスを提供しています。MSC Softwareは、シミュレーション技術、ソフトウェア、ならびにサービスにより、短期間でより優れた製品を開発できるよう、世界中の何千社もの企業と協業しています。
MSC Softwareは、米カリフォルニア州サンタアナを本社とし、世界20カ国に支社・支店を展開しています。1982年2月に日本法人を設立し、本社の他、大阪、名古屋に営業拠点があります。アジア・パシフィック地域は、日本の他、北京・成都・上海・深セン・ソウル・台北・シンガポール・プネ(インド)に拠点があります。従業員数は世界で約1,100名です。
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