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FIA GTオランダ戦で日産勢がポディウムフィニッシュ【日産自動車】
2013年7月8日
~ FIA GTシリーズ第3戦 レースレポート ~
7月7日 オランダ、ザントフールトサーキット
FIA GTシリーズ第3戦が開催され、Pro-Am部門の選手権首位に立っているニッサンGTアカデミーチームRJNは、今回もポディウムフィニッシュをマークしました。北海に面したオランダの砂丘にそびえるザントフールトサーキットで、#35 NISSAN GT-R NISMO GT3を駆ったルーカス・オルドネスとアレックス・バンコムが、7月7日の午後に行われた決勝レースを2位でフィニッシュ。これでニッサン勢は、ここ最近参戦した3つのGT3レースすべてでポディウムに上がりました。
FIA GTシリーズ全戦で行われているように、土曜日の午後には予選レースが行われ、この結果により翌日曜日に行われる決勝レースでのスターティンググリッドが決まります。#32 NISSAN GT-R NISMO GT3のウォルフガング・ライプは快調な滑り出しを見せましたが、わずか1周を走り終えたところで、前方の他車がスピンして起こしたアクシデントに巻き込まれてしまいました。行き場を失ったライプは、避けることが不可能だったこのアクシデントのために予定よりも早いピットインを余儀なくされました。
この週末はバンコムにとっても厳しい立ち上がりとなり、ウォームアップの1周目を終えたばかりのところで、コース上の破片を拾ってしまいパンクを喫します。低速走行でピットに帰還し、タイヤを交換しコースに戻ったバンコム、そしてその後に交代したオルドネスは、確実な走行を重ねて予選13番手に。この順番が、決勝でのスタート順となりました。
予選リタイアとなった#32 GT-Rは、決勝レースで最後尾から2列目の位置からスタートとなりました。土曜日に夜を徹してマシンを修復し、決勝日の午前中はマーク・シュルツイスキーがウォームアップ走行を担当。順調に予定をこなしました。シュルツイスキーはそのままスタートのドライバーを務め、スムーズに滑り出しました。
はるか前方では、#35 NISSAN GT-R NISMO GT3のオルドネスが見事なスタートを決めましたが、スタートからわずか5分後、ホームストレートで大アクシデントが発生し赤旗が出ます。このため全車がグリッドに戻り、コースクリアとなりました。
レースは、セーフティカーの先導の元に再スタート。シュルツイスキーとオルドネスは、好スタートを決めました。ピットストップ時間になると、シュルツイスキーは32号車をライプに託します。前日のトラブルから気を取り直して決勝に挑んだチームは、総合11位、Pro-Amクラス5位でのフィニッシュを果たしました。
オルドネスは、再スタート後から猛プッシュ。数台を抜いて順位を上げると、メルセデスのカルン・チャンドックとの戦いに挑みます。何度も激しいバトルを行った末、チームは、ピットタイム時間になるとすぐにオルドネスをピットに戻すことを決め、混雑のないタイミングでバンコムをコースに戻します。
バンコムは、総合8位でフィニッシュ。Pro-Amクラスでは2位に入り、今回も見事ポディウムフィニッシュを獲得しました。
「今回は全ドライバーのパフォーマンスに大変満足しています」とRJNチームのボス、ボブ・ネビルはコメントしました。「ウォルフィー(ライプ)とマーク(シュルツイスキー)は、アクシデントや赤旗といった難しいコンディションの中でも冷静さを保つことのできる能力を見せました。今日彼らはいい経験を積むことができたと思いますし、ドライビングそのものもよく、クラス5位に入って見せました。夜遅くまで#32 GT-Rの修理に取り組んでくれたチームのことも忘れてはなりませんが、この作業にはドライバーたちも加わってくれました! オルドネスとバンコムは、持ち前の見事な走りを披露してくれました。チームワークもよく、今回もポディウムフィニッシュを獲得しました。懸命な作業が実を結んだと思います」
<FIA GTシリーズ第3戦 Pro-Amクラス Qualifying Race>
<FIA GTシリーズ第3戦 Pro-Amクラス Championship Race>
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