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Caterpillar初のハイブリッド油圧ショベルを国内導入【キャタピラージャパン】
2013年5月22日
お客様の成功を支援し、環境に配慮した製品を提供するというCaterpillarの不断のコミットメントの一環として、キャタピラージャパン株式会社(社長:竹内 紀行)は、Caterpillar初のハイブリッド油圧ショベルを6月1日より国内導入します。
今回導入する Cat 336E L H ハイブリッド油圧ショベル(バケット容量 1.5m3、運転質量35.6トン)は、Caterpillarが新たに開発した「油圧ハイブリッドシステム」を採用。従来機の優れた生産性はそのままに、従来機比で最大30%の燃料消費量の低減を可能※1としています。これにより、燃料コストを大幅に削減し、お客様のビジネスの成功に貢献します。
また、燃料消費量の低減は、稼働時に排出される二酸化炭素の低減にもつながり、低炭素社会の実現にも寄与します。
このほか、低騒音、高い安全性、優れたメンテナンス性/サービス性など、お客様のニーズに応える数々の性能を兼ね備えています。
Cat 336E L Hの主な特長は次のとおりです。
※1 Cat 336D油圧ショベル(最大モード)との比較。国内向け仕様による自社テストの結果であり、作業条件等によって異なります。
Cat 336E L Hの主な特長
■ 1. 油圧ハイブリッドシステム
1. 油圧ハイブリッドシステムの概要
Caterpillarの油圧ハイブリッドシステムは、旋回停止時のエネルギーを回収し、それを電気エネルギーとしてではなく、油圧エネルギーとして蓄え、旋回加速時に放出します。放出する油圧エネルギーを、そのまま旋回駆動に再利用するため、エネルギーロスの少ない、非常に効率的なシステムとなっています。この油圧ハイブリッドシステムの採用により、従来機と同等の生産性を維持したまま、燃費効率を大幅に向上させています。
2. 優れた生産性と燃費効率
従来機Cat 336D 油圧ショベル(最大モード)との比較では、同等の生産性を維持したまま、最大30%の燃料消費量の低減を可能※2としています。また、現行標準機Cat 336E 油圧ショベル(最大モード)との比較でも、同等の生産性を維持したまま、最大10%の燃料消費量の低減を可能※3としています。なお、2020年燃費基準においては、達成度★★★に該当します。
※2、3 いずれも国内向け仕様による自社テストの結果であり、作業条件等によって異なります。
3. 環境性能
燃料消費量の低減により、稼働時に排出される二酸化炭素を削減し、低炭素社会の実現に寄与します。また、同時に、排気ガスの排出量も抑制することで大気汚染の防止にも貢献します。なお、Cat 336E L Hは、オフロード法※42011年基準に対応しています。
※4 オフロード法 : 平成22年特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律。
4. 信頼性
油圧ハイブリッドシステムには、現状の技術の中でも非常に効率が良く、かつ信頼性の高い油圧技術を用いていることから、そのキーコンポーネントには、高い耐久性が実証され、メンテナンス性・サービス性にも優れた各種コンポーネントを採用しています。このため、油圧ハイブリッドシステムは非常に高いレベルで信頼性を確保しています。
■ 2. お客様にニーズに応えるさまざまな性能
1. 低騒音
国土交通省低騒音型建設機械の基準値をクリアする実力を有しています。(指定申請準備中)
2. 安全性
ROPS(転倒時保護構造)キャブ、後方および側方の作業視界を確保するリアビューカメラおよびミラー、さらに機体上面からの転落を防止する大型ガードレール等を備えており、優れた安全性を実現しています。
3. メンテナンス性/サービス性
油圧ハイブリッドシステムのメンテナンスに際して、高圧容器取り扱いに関する資格等は必要なく、容易にメンテナンスが可能です。このほか、ラジエータ、オイルクーラ、アフタークーラを並列にレイアウトしたトリプルサイドバイサイドクーリングパッケージ、メンテナンス・ポイントへの良好なアクセス性等により、優れたメンテナンス性・サービス性を備えています。
4. オペレータ環境
キャブ内のフルグラフィックカラーモニタには、車両の稼働状況やリアビューカメラ映像のほか、ハイブリッドシステムで回収した油圧エネルギーのモニタリングも表示可能です。このほか、低振動・低騒音で明るく広い操作空間、ワイドな作業視界、さらにシートヒータ・ベンチレータ機能搭載のエアサスペンションシートなど、快適なオペレータ環境を提供します。
Cat 336E L Hの主な仕様
標準販売価格(販売標準仕様、工場裸渡し、税別)
Cat 336E L H ハイブリッド油圧ショベル(GLZ-T7) 36,750,000円
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