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新型レーザーレーダーを開発 ~小型化・低コスト化により、軽自動車初の衝突回避・衝撃緩和システム実現に貢献 ~ 【デンソー】
2013年5月10日
㈱デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:加藤 宣明)は、軽自動車初となる衝突回避・衝撃緩和等に寄与するシステムのセンサーとして搭載される新型レーザーレーダーを開発しました。
近年、自動車に、前方車両などへの衝突を回避したり、衝突が避けられない場合の衝撃を緩和するシステムの搭載が進んでいます。こうしたシステムの中で前方車両等を検知するセンサーは、いわば”目”にあたる重要な構成部品の一つとして、搭載車両とそのシステムに合わせ、性能、サイズ、コストのバランスを取ることが求められています。
新たに開発したレーザーレーダーは、市街路や渋滞といった低速域での使用を念頭にスキャンする領域、距離を設定することで、レーザー光発信の機構を簡素化しました。また、ECU機能を有する信号処理基板の採用により、従来、別部品となっていたECUを統合し、システムからECUを削減することに成功しました。こうした技術や、小型レンズの採用等により、求められる性能を確保したうえで小型化・低コスト化を実現し、軽自動車への衝突防止・衝撃緩和システム実現に貢献しています。
新たに開発したレーザーレーダーは、2012年12月に発売された「ダイハツ ムーヴ」の衝突回避支援システム「スマートアシスト」【注】に採用されています。
<注釈>
【注】(1)低速域衝突回避支援ブレーキ、(2)誤発進抑制制御、(3)先行車発進お知らせ、(4)VSC&TRCの機能を持つシステム。
レーザーレーダーは、上記システム機能のうち、(1)~(3)の前方検知センサーとして使用。
レーザーレーダー
デンソーは、交通事故のない社会の実現を目指し、「いつもの安心、もしもの安全」を掲げ、乗員の保護や事故防止に関する安全技術を開発・実用化してきました。今後も、これまで培ってきた技術を活用し、世界中のすべての人が安心できる、安全なクルマ社会の実現に向け、技術開発を継続していきます。
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