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エプソングループの表面処理加工事業の中国新拠点 Epson Surface Engineering (Zhenjiang) Co. Ltd.が受注生産開始【セイコーエプソン】

2013年5月8日


セイコーエプソン㈱(本社:長野県諏訪市 社長:碓井 稔、以下エプソン)のグループ会社であるSingapore Epson Industrial Pte. Ltd.(本社:シンガポール 社長:、五味 俊、以下SEP)は、高付加価値の表面処理加工事業を拡大するために、中国江蘇省鎮江市に生産・営業の新拠点となるEpson Surface Engineering (Zhenjiang) Co. Ltd.(社長:Shunong Fang、以下ESEZ)を設立しました。このESEZが、このたび顧客からの受注生産を開始しました。

SEPはエプソンの情報画像事業やウオッチ事業の生産拠点としての役割を担っています。そこで確立した高付加価値の表面処理加工工程を1979年に事業化することで外販も始め、これまで電子機器、半導体、自動車、航空宇宙、医療、石油・ガスなど多様な産業分野の部品表面処理加工を受託してきました。薄膜形成をサブミクロン単位で制御できる独自の表面処理加工技術は、部品の耐摩耗性や耐熱性をはじめとしたさまざまな機能性を向上させるため、高付加価値の表面処理加工としてお客様より高い評価を受け、表面処理加工事業は堅調に拡大してきました。

今後もさらなる需要・受注が見込まれることから、SEPは表面処理加工事業の生産能力を増強するために5年間で約5.7億円を投資することを決定し、2011年6月、中国江蘇省鎮江市の表面処理専業の工業区である鎮江環保電鍍専業区に、生産・営業の新拠点となるESEZを設立しました。SEP同様の最新設備を導入したESEZは、省エネや工業用水リサイクルなどの環境配慮をさらに進めた自社工場で、高付加価値の表面処理加工により、幅広い産業分野におけるお客様の事業に貢献してまいります。

なお、エプソンはこの表面処理加工事業を、「SE15後期 新中期経営計画」に基づいた重要なプレシジョンプロダクツ事業の一つとして位置付けています。プレシジョンプロダクツ事業は「省・小・精」の技術※を基にした独自の精密加工技術で、品質第一に徹し、お客様に喜ばれ信頼される商品・サービスを創り続けてまいります。

※ 「省・小・精」の技術
エネルギー、時間、お客様の手間などを省き、体積、質量、環境負荷などを小さくし、正確さ、精細さなど高い精度を実現するエプソンが強みとしている技術です。

新会社ESEZの概要

ESEZ生産工場の概要


SEP表面処理加工事業の詳細は、ホームページ(http://www.epson-plating.com.sg)をご参照ください。


記載されている情報は発表日現在のものです。予告無しに生産、販売を終了する場合や、価格、仕様、その他の情報が変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。




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