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ブラジル自動車業界で初めて風力発電に着手 ~四輪車生産に必要な年間電力量を再生可能エネルギーで創出~【本田技研工業】
2013年4月25日
Hondaのブラジルにおける四輪車の生産販売子会社であるホンダオートモーベイス・ド・ブラジル・リミターダ(本社:サンパウロ州スマレ市 社長:武田川 雅博)は、現地時間2013年4月24日に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。
<ご参考>
ホンダオートモーベイス・ド・ブラジル・リミターダ(以下、HAB)は、自らの企業活動で発生する環境負荷の最小化を目指し、ブラジル自動車業界で初めて、風力発電に投資することを発表しました。これにより、ブラジルにおける再生可能エネルギーの使用を積極的に進めていきます。
Hondaがブラジルで進める風力発電拠点は、ブラジル南部のリオ・グランジ・ド・スル州シャングリラ市(サンパウロ州スマレ市にあるHAB四輪車工場から南方へ約1,000km)に位置し、2014年9月の稼働開始を予定しています。風力タービン9機が設置されるこの拠点での年間発電量はHABの四輪車生産活動に必要な年間電力量に相当する約8万5,000メガワットアワーとなる見込みです。工場で必要なすべての電力量を再生可能エネルギーで創出することによるCO2低減効果は年間約2,200トン以上に上る見込みです。なお、この風力発電事業への総投資金額は約1億レアル(約46億円※)を予定しています。
この風力発電事業の展開にあたり、Hondaは風力発電事業に特化したホンダエナジー・ド・ブラジル・リミターダを新規に設立しました。ホンダエナジー・ド・ブラジル・リミターダはHondaのブラジルにおける風力発電事業に関わる全領域の管理と運営をしていきます。
ホンダエナジー・ド・ブラジル・リミターダ(Honda Energy do Brasil Ltda.) 概要
会社名 : Honda Energy do Brasil Ltda.
資本金 : 1,000レアル(約4万6,000円※)
出資比率 : Honda Automoveis do Brasil Ltda. 99.99%、その他 0.01%
登記日 : 2013年3月21日
社長 : カルロス・エイジ
設置タービン数 : 9機(1機の最大出力 3メガワット)
発電能力 : 最大出力 27メガワット(9機合計)
新会社ホンダエナジー・ド・ブラジル・リミターダ 社長 カルロス・エイジのコメント
「Hondaは、1976年にブラジルでの生産活動を始めて以来、ブラジル社会と協調し、生産活動が環境へ与える負荷を可能な限り低減する努力を進めてきました。風力発電はCO2排出量低減にとても有効であることがわかっており、この再生可能エネルギーの活用を通じ、今後もブラジルでの環境保全活動に積極的に取り組んでいきます」
Hondaは全世界で販売する製品のCO2排出量を2020年までに2000年比で30%低減するという目標を定めており、生産時やサプライチェーンを含めた企業活動全体でのCO2排出量低減に向けた取り組みをグローバルで強化しています。
※ 1レアル=46円換算
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