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ダイムラー、メンター・グラフィックスの電装設計ソフトウェアCapitalにより主力トラックの開発を合理化【メンター・グラフィックス・ジャパン】
2013年3月22日
メンター・グラフィックス・コーポレーションは、ダイムラーAG(本社:ドイツシュトゥットガルト、以下ダイムラー)が提供する大型主力トラックであるMercedes-Benz Trucksの新型Actrosの開発において、メンター・グラフィックスのCapital®ソフトウェアスイート導入に成功したことを発表しました。Actrosは「Trucks you can trust(信頼できるトラックを)」という企業ブランドのもと、効率性、安全性、信頼性を著しく高めた革新的なE/E(電気/電子)システムを搭載しています。高機能E/Eシステムを採り入れたトラック設計には課題が伴い、特にシステム統合、設計の妥当性検証、コンフィギュレーションの管理に関わる領域に難しさがあります。ダイムラーはこうした課題に対処するため、これまで活用してきたCapitalツールスイートの導入地域を拡大し、3大陸の拠点において導入しました。
「先進的なトラックの開発には、設計の強力な自動化だけでなく、設計データをいかに管理するかが重要です。メンター・グラフィックスのCapitalは、こうした分野に非常に強く、複数の拠点にまたがる大規模組織に合わせて設計されているため、Capitalの選択は自然なことでした。」Mercedes-Benz Trucks、Mechatronic Engineering、Senior Manager兼System Architecture、Wolfgang Appel氏は、このように述べています。ダイムラーによると、Capitalの持つ強力な設計ライフサイクル管理、エレメカ統合、サプライヤとのコミュニケーションの標準化といった機能すべてが、Actrosの複雑な電気システムの開発を成功に導くうえで重要な役割を果たしているということです。
Capitalツールスイートは、電気システムの「定義(企画)-設計-製造-保守」の広範なフローを網羅しており、交通/輸送用アプリケーションに特化して開発されました。強力な設計自動化機能と最新のエンタープライズ統合機能を兼ね備えたCapitalは、電気設計領域のデジタル継続性を可能にすることで、開発サイクルの時間短縮と大幅なコスト削減を実現します。
「Capitalは、ダイムラーのトラックの複数車種において広く採用されています。Capitalが多岐にわたる設計フローに対応していることも理由の1つです。このツールセットは柔軟性に優れ将来性も考慮して開発されており、さらに高い生産性を備えています。その柔軟性とパワーゆえに、世界大手の多くのトラックメーカーに選ばれており、欧州、米国、アジア、日本といった各拠点で活用されています。」メンター・グラフィックス、Integrated Electrical Systems Division、General Manager、Martin O’Brienは、上記のように述べています。
メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックス・コーポレーションは、世界中で成功を収めている電子機器メーカー、半導体企業、電子システム構築ベンダのニーズに応える製品をはじめとし、コンサルティング・サービス、受賞歴を誇るサポート・サービスを提供する、電子ハードウェアおよびソフトウェア設計開発ソリューションのグローバル・リーダーです。1981年に設立されたメンター・グラフィックスは、過去12ヶ月間の売上高としておよそ10.9億米ドルを計上しており、本社はアメリカ合衆国オレゴン州ウィルソンヴィルに所在しています。メンター・グラフィックスについての詳しい情報は、www.mentorg.co.jpをご覧ください。
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