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操作性を向上させたポータブル4ストローク船外機「F9.9J」新発売【ヤマハ発動機】

2013年2月22日

ヤマハ発動機㈱は9.9馬力の4ストローク船外機「F9.9J」を新開発し、2013年3月1日より発売します。
「F9.9J」は、SOHC、直列2気筒、排気量212cm3のパワーユニットを採用し、優れた信頼性と出力特性、高い燃料経済性を発揮する当社の「F9.9F」をベースに開発。新たにシフトレバーやエンジンストップスイッチを装備したマルチファンクション・ティラーハンドルを採用し、操作性を向上させています。また、新たなカウリングのデザインを採用するなど外観のイメージを一新しています。
環境対応の面では、2008年CARB(カリフォルニア州大気資源局)の規制による最高基準値(3-STAR)をクリアしています。


開発背景

10馬力以下の小型船外機は、可般型の小型プレジャーボートをはじめ、養殖作業船や漁業用小型和船、さらに中型フィッシングボートの補機など、プレジャー、業務を問わず幅広い分野で使用されるため、持ち運びや保管のし易さ、扱いやすい操作性などが求められます。
「F9.9J」は、こうした幅広い用途に対応する9.9馬力の4ストローク船外機として開発し、ポータブル船外機に求められる機能を追求しています。

主な特長

改良による操作性、利便性の向上
・ 長さを抑えた新デザインのティラーハンドルを採用し、狭い操船スペースでのよりスムーズなハンドル操作を実現しました。また、シフトレバーをティラーハンドル部に設置し、すばやいシフト操作を可能にしています。
・ ボトムカウリング後部に保管用の台座を設け、船外機を寝かせたまま安心して保管することができます。また、ティラーハンドルをコンパクトに折りたたむことができ、保管時の省スペース化も実現しました。

小型・軽量ながら優れた走航性能を実現
・ 排気量212cm3、4ストローク直列2気筒のパワーユニットを採用。低・中速時におけるトルク性能にも優れ、軽快な走行性能を実現しています。水面下の抵抗を減少させるロアケース形状を採用し、スピード性能を向上させています。

優れた操作性・利便性
・ ボートへの取り付けや持ち運びを容易にした大型キャリングハンドルを採用。
・ 船外機前部にスイッチ類や警告灯などを集中させたほか、レバーを左右にスライドさせるだけで舵切りの重さを自在に調整できるシングルアクション・ステアリングフリクションを採用するなど優れた操作性を実現しました。
・ エンジン側のジョイントを水道ホースにつなぐだけで、エンジンを運転することなく冷却水路を洗浄できる水洗装置「フレッシュウォーターフラッシングデバイス」を標準装備しています。

優れた環境対応性
・ 燃焼効率の高い4ストロークエンジンを採用し、燃料経済性を高めたほか、ブローバイガス再燃焼方式を採用し、クリーンな排気を実現しています。またメカニカルバランスの良いエンジン、ラビリンスエグゾーストや水壁式の防音システムのほか、独自の大型ラバーマウントの採用により、低振動・低騒音を実現しています。

主要諸元




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