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クラス最軽量*を達成した、コンパクトな4ストローク船外機「F200F」新発売【ヤマハ発動機】

2013年2月18日

ヤマハ発動機㈱では、軽量・コンパクト設計の徹底により、クラス最軽量*を達成した200馬力の4ストローク船外機「F200F」を開発し、2013年3月1日より発売します。

*当社調べによる、出力200馬力の4ストローク船外機との比較。2013年2月現在。

「F200F」は、新開発の総排気量2,785cm3、直列4気筒のパワーユニットを採用。徹底した軽量・コンパクト設計により、V型6気筒のレイアウトを持つ既存の当社製200馬力船外機(F200C)に比べ、乾燥質量で約60kg、横幅で約85mmの大幅な軽量・コンパクト化を実現しました。これにより、従来に比べて多様なタイプのボートへの搭載を可能としています。
環境対応の面では、世界で最も厳しいと言われている米国カリフォルニア州大気資源局(CARB)の2008年度規制値における最高基準値(スリースター)をクリアしています。


開発背景

「F200F」は、新開発の直列4気筒のエンジンを採用し、徹底した軽量・コンパクト設計により、従来のV型6気筒の当社200馬力モデルに比べて大幅な軽量化とコンパクト化を実現しました。
これまで搭載機関重量の制限により200馬力船外機の搭載が不可能だったボートへの搭載や、トランサム幅の狭いボートへの複数搭載に対応するほか、既存の2ストローク船外機からの載せ代えも可能になるなど、より幅広いお客様のニーズに対応します。

主な特長

軽量・コンパクト・ハイパワー
・ 新開発の排気量2,785cm3、直列4気筒、DOHC 16バルブのパワーユニットを採用。
卓越したパワーとスピード性能、燃費性能を発揮します。
・ 軽量・コンパクト設計の徹底により、2ストローク船外機に匹敵する軽量化を達成。
・ 「可変バルブタイミング機構」の採用により低中速域のトルク性能を大幅に向上させました。
・ ECM(エンジンコントロールモジュール)により、あらゆる走行条件で最適な燃料の噴射量、噴射タイミング、点火時期をコントロールし、燃焼効率を向上させています。

優れた燃費性能と環境対応
・ 精密に計量した燃料を最適なタイミングで燃焼室に供給する「マルチポイントフュエルインジェクション」を採用し、優れた燃費性能とクリーンな排気を実現。
・ ブローバイガスに混合したエンジンオイルを分離し、燃料のみを再び燃焼室に戻す「ブローバイガス再燃焼システム」を採用。
・ 大型ラバーマウントを配した新設計の「ロングスパンマウントシステム」、独自の「シフトダンパーシステム」などにより、急激なスラスト荷重やシフトショック・ノイズを効果的に低減します。

優れた操作性と利便性
・ 高度なデジタルネットワークにより操船者に船外機の情報を伝える「コマンドリンクシステム」に対応しています。
・ 「コマンドリンクシステム」対応メーターから、好みのアイドリング回転数を設定可能な「可変トローリングシステム」を搭載。600回転~900回転の間でアイドリング回転数を50回転ごとに設定が可能です。
・ エンジン側のジョイントを水道ホースにつなぐだけで、エンジンを運転することなく簡便にエンジンの冷却水路の塩分を洗い流すことができる「フレッシュウォーターフラッシングデバイス」(水洗装置)を採用。

高い信頼性と耐久性
・ ECMにより、センサーの異常をいち早く警告するばかりでなく、油圧低下やオーバーヒートなどの異常を来した場合はエンジン回転数を安全域に引き下げ、運転を継続するセーフシステムを装備しています。
・ 特殊合金「YDC-30」の採用やアノード(防食亜鉛)の最適配置、排気系への特殊防食処理により耐食性を高めています。
・ ECMにパソコンを接続し、画面上でセンサーなどの故障箇所や故障履歴の確認ができる故障診断システム「ダイアグノシス」を搭載。

主要諸元




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