オフロード法2011年基準に適合した中型ブルドーザを新発売【キャタピラージャパン】

2013年2月15日

キャタピラージャパン㈱（社長：竹内紀行）は、土木工事等の現場で活躍する中型ブルドーザを、2月15日より新発売します。今回発売のCat D6Tブルドーザ（湿地車（運転質量22,300kg） / 乾地車（同21,850kg））はCat D6R3のフルモデルチェンジ機です。

今回のモデルチェンジでは、環境性能と燃費効率をさらに向上した新エンジンを搭載し、オフロード法^※12011年基準に適合。また、オートアイドルストップ機能を新たに搭載したことで、燃費低減に大きく貢献します。さらに、アキュグレード^※2対応仕様を標準装備しており、簡単かつ低コストで情報化施工に対応することが可能です。このほか、作業性、オペレータ環境、安全性、耐久性の向上など、お客様の成功を支援する数々のバリューを備えた製品となっています。

Cat D6Tブルドーザの主な特長は次のとおりです。

※1　オフロード法：特定特殊自動車排出ガス規制等に関する法律。
※2　アキュグレード：キャタピラーの情報化施工製品。GNSS（GPS）、UTS（トータルステーション）に対応し、用途に応じて最適なシステムを選択可能。

Cat D6Tブルドーザの主な特長

■ 1．環境性能
1．クリーンな排出ガスと燃料消費量低減を両立したCat C9.3ディーゼルエンジンを搭載。定評の電子制御テクノロジーに加え、NRS（NOx Reduction System）や最新のアフタートリートメント技術の導入により、高い環境性能を実現しました。

■ 2．燃費低減
1．新たにオートアイドルストップ機能を搭載。一定時間アイドリング状態が続くと、自動的にエンジンが停止することにより、燃料消費量やCO₂排出量を低減します。

■ 3．情報化施工対応
1．アキュグレード対応仕様（ARO）を標準装備。アキュグレード（オプション）の取り付けに必要な配線やブラケット、モジュール類を新車組立時にあらかじめ装備することで、将来、情報化施工を導入する際に、余計な工事がなく、簡単かつ低コストでアキュグレード仕様機へのアップグレードが可能です。

■ 4．作業性の向上
1．ステアリング用と作業機用、それぞれ完全独立させた2ポンプシステムを採用。これにより旋回性能が向上しています。特に旋回とドージングの同時作業時に、優れた性能を発揮します。

■ 5．オペレータ環境の向上
1．電子油圧制御式（E&H）作業機コントロールを採用し、より軽くスムーズな操作性を実現しました。これによりブレードの浮き機能などの調整を容易に行うことができ、生産性の向上とオペレータの疲労軽減に貢献します。
2．エアサスペンションシートを標準装備。厚みのある座面と多段階に調節可能なエアサスペンション&リクライニング機能など、人間工学に基づくデザインを採用。長時間座り続けても疲れの少ない、抜群の操作性を発揮します。
3． AUX端子＆CD付AM／FMラジオも標準で装備し、オペレータに快適な作業空間を提供します。

■ 6．安全性の向上
1． ISO2867（車両降格システムに関するISO規格）をクリアした3点支持式グラブハンドル&ステップを採用。キャブ乗降や整備時の安全を確保します。
2．着座感知システム付シートを採用。オペレータが着席していない場合に走行およびトランスミッションをロックし、万が一の誤動作を防止します。
3．エンジン非常停止スイッチやディスコネクトスイッチなどを地上から手の届く位置に集中配置しています。

■ 7．耐久性の向上
1．ラジエータ、オイルクーラには熱交換効率の高いアルミ製コアを新たに採用。冷却性、耐久性、耐腐食性に優れ、高い耐久性を実現しています。