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「高機能センサ内蔵ハブジョイント」を開発 【NTN】
2013年2月15日
【世界初! 高機能センサを内蔵したハブベアリングと等速ジョイントの
一体化で次世代車両の低燃費(電費)、安全性、快適性に貢献】
NTN㈱(以下、NTN)は、NTNが培った最先端のセンサ技術を搭載したハブベアリングと等速ジョイント(以下、CVJ)を独自の接合技術で一体化した「高機能センサ内蔵ハブジョイント」を開発しました。
電気自動車(EV)やハイブリッド自動車(HEV)をはじめ次世代自動車には、車両の軽量化や燃焼制御・電池性能の向上による低燃費(電費)、車両の衝突防止・回避などの運転支援システムによる安全性、さらには静音・低振動などの快適性が求められます。このため、エンジンからの駆動力をホイールに伝達するコーナモジュール商品*1にも、より軽量・コンパクトで、高速・高精度なセンシング技術が必要です。
NTNが開発した「高機能センサ内蔵ハブジョイント」は、車両1mmの動きを検知する「広域・高分解能小型センサ」とタイヤからの検知反応時間を5分の1に短縮する「多軸荷重センサ」を内蔵。ハブベアリングとCVJの接合には、NTN独自の「プレスカットスプライン方式*2」を採用し、2つのセンサを内蔵した世界初のコーナモジュール商品です。
開発品は、ハブベアリングとCVJをプレスカットスプライン方式で接合することで、12%の軽量化と高いトルク伝達効率を実現し、燃費改善とばね下重量軽減による乗り心地向上に貢献します。さらに、高精度な回転センサと、上下荷重、左右コーナリング力、駆動/制御(前後)力の3軸方向から検知する荷重センサをハブベアリングに搭載することにより、衝突を防止・回避するための運転支援システムの機能向上に寄与し、動力ロス低減による燃費の向上にも貢献します。
NTNは、「高機能センサ内蔵ハブジョイント」を次世代自動車の性能向上を支えるモジュール商品として、グローバルに提案してまいります。
*1 コーナモジュール商品:
アクスル(車軸)の駆動部に使われるハブベアリングやCVJなどの総称。
*2 プレスカットスプライン方式:
CVJ外輪軸部外径に形成されたスプライン歯よりも小さめのスプライン歯(プレ・スプライン)を、ハブベアリング内径に形成し、ボルト締結でハブベアリング内径のスプライン歯にCVJのスプライン歯を切削しながら圧入することで、両者を接合・組み立てる新技術。
(ご参考)本方式で開発した新商品「プレスカットスプライン・ハブジョイント」のプレスリリース
http://www.ntn.co.jp/japan/news/news_files/new_products/news201200042.html
特長
1. 独自のプレスカットスプライン接合によるハブベアリングとCVJの一体化
(1)低燃費 従来品比12%軽量、トルク伝達効率向上
(2)快適性 ばね下荷重の低減
2. ハブベアリングに二種類の高機能センサを内蔵
(1)安全性 高精度な回転・荷重センサでより安定した走行、衝突防止・回避が可能
(2)低燃費 高応答なセンシングで、エンジン動力ロスの低減
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