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全営業列車が「VVVFインバータ制御電車」になります(2/8~)【新京成電鉄】
2013年2月4日
新京成電鉄では、2月8日(金)より、全営業列車がVVVFインバータ制御電車になります。
当社は、1986年に世界初の長編成量産VVVFインバータ車両である8800形を営業線導入しました。その後、順次新造車両導入・機器更新工事を行い、今年2月8日をもって全営業列車(26編成)がVVVFインバータ制御電車になります。
この「VVVFインバータ制御電車」は、従来制御の電車とは異なる仕組みで効率よくモーターを動かし、電車の走行用電力の削減と保守を図るものです。「回生ブレーキ」とあわせ、電車の走行用消費電力が約47%削減になります。
上記施策のほか、1998年に国内で初めて採用した「純電気ブレーキ」など、当社は積極的に省電力化による環境保全を図っています。
VVVFインバータ制御電車
(1)VVVFインバータ制御装置とは
架線から供給される直流電力を、半導体を使用したインバータで交流に変換し、電車の加速力や速度などに応じて、電圧や周波数を変化させながら交流モーターを効率よく動かす装置です。
(2)導入列車
8800形・・・1986年度の新造開始時より導入(6両編成・8両編成)
8900形・・・1993年度の新造開始時より導入(8両編成)
N800形・・・2005年度の新造開始時より導入(6両編成)
8000形・・・2007年度よりVVVF化改造工事を開始(6両編成)
(3)導入効果
最新鋭のN800形車両は旧型車両(8000形抵抗制御車)に比べ、電車1両が1km走行するのに必要な消費電力量が約47%削減されています。
今後のスケジュール
2月8日(金)から全営業列車をVVVFインバータ制御電車で運転します。
その他
当社車両の省電力化の取り組み
・ VVVFインバータ制御車両の積極導入・・・1986年より順次導入
・ 純電気ブレーキ(停止まで回生ブレーキを作用)・・・1998年より順次導入
・ 軽量オールステンレス車体(車体の軽量化)・・・1993年より順次導入
・ シングルアームパンタグラフ(機器の軽量化)・・・1993年より順次導入
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