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脱ネオジム磁石を実現したEV駆動用モータを開発【安川電機】
2013年1月15日
㈱安川電機(代表取締役社長 津田 純嗣)は、このたび脱ネオジム磁石を実現したEV駆動用モータを開発しました。
1. 開発の狙い
モータに多く用いられるネオジム、ジスプロシウムなどのレアアースは、その資源の偏在などにより、価格の変動が激しく安定した入手が困難であり、今後成長が期待されるEV駆動用モータの課題の一つになっています。そこで、ネオジム磁石を使用せず入手が容易で安価なフェライト磁石を用いたEV駆動用モータを開発しました。
ステータの巻線に平角線を適用することで巻線の高密度化を実現すると共に、ロータの磁気回路を最適化することで、従来のネオジム磁石を用いたモータと同等の外形寸法を実現しました。
2. 主な特長
(1)フェライト磁石を用いたIPM構造として、磁石・コアの形状や配置を最適化することにより、トルク特性を向上すると共に、課題となる耐低温減磁性も改善しました。
(2)ステータの占積率を約30%向上すると共に製造の自動化が容易な構成としました。
(3)当社独自の巻線切替モータに適用することにより、高効率特性も併せ持つモータドライブを実現しました。
3. 試作モータ仕様
4. 今後の予定
・ 本開発品は、2013年1月16〜18日、東京ビッグサイトで開催の第4回 EV・HEV駆動システム技術展(通称 EV JAPAN)でパネル展示を行います。
・ 2013年9月よりサンプル提供を開始します。
お問合せ先
㈱ 安川電機
インバータ事業部
電気駆動システム事業統括部 開発部
TEL:0930-23-5184
FAX:0930-23-3010
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