ニュース
<オフロード法2011年基準適合>中型ホイールローダー「WA380-7」を新発売【コマツ】
2013年1月7日
コマツ(社長:野路國夫)は、最新技術を随所に織り込み、オフロード法(*1)2011年基準に適合した中型ホイールローダー「WA380-7」を2013年1月1日から発売しました。
新機種は、NOx(窒素酸化物)排出量を当社従来機に比べ50%低減し、日本(特定特殊自動車排出ガス2011年基準)・北米(EPA Tier4 Interim)・欧州(EU Stage 3B)の排出ガス規制をクリアした新世代エンジンを新たに搭載しています。加えて、大容量トルクコンバータ、ワイドレンジロックアップクラッチ、オートキックダウンとともに、新しいエンジン制御システム「コマツ スマートローダロジック」を採用することにより、生産性と燃費性能の両方で高いレベルを達成し、燃料消費量を当社従来機に比べ13%低減(*2)しました。
また、車両後方確認用のリヤービューカメラ・モニタと、前面下部のガラスエリアを拡大した新大型ピラーレスROPSキャブを新たに搭載することにより、良好な視界を確保し、安全性を高めています。運転席には高精彩7インチ液晶マルチモニタを新たに採用し、安全かつ正確でスムーズな作業を実現するとともに、エコガイダンス等の表示により省エネ運転のサポートも行います。
更に、新車購入時に自動的に付帯される、国内で初めてパワーラインの保証延長と無償メンテナンスを取り入れた、新たなサービスプログラム「KOMATSU CARE(コマツ・ケア)」の提供により、トータルライフサイクルコストの低減と長時間稼働に貢献します。
*1. オフロード法:特定特殊自動車排出ガスのNOx(窒素酸化物)、PM(粒子状物質)排出量の規制等に関する法律。
*2. 当社従来機との比較(当社テスト基準による)。実作業では作業条件により異なる場合があります。
[写真は新発売の「WA380-7」]*一部オプションが含まれています。
主な商品の特徴
1. 環境、経済性
・ 特定特殊自動車排出ガス2011年基準適合車
コマツが長年積み重ねてきた独自のエンジンテクノロジーを結集し、新たに開発した新世代エンジンを搭載。日本(特定特殊自動車排出ガス2011年基準)・北米(EPA Tier4 Interim)・欧州(EU Stage 3B)の排出ガス規制をクリアしています。
・ ワイドレンジロックアップ付き大容量トルクコンバータ
大容量トルクコンバータの採用により、エンジンを低回転で保持。また、新採用のワイドレンジロックアップクラッチでロックアップ領域を拡大したことにより、燃費効率を更に向上させました。
・ コマツ スマートローダロジック
車体の各所に配置された数多くのセンサからの情報により、車両自身が必要なエンジン出力に自動制御。作業負荷に応じた最適なエンジントルクを発生させることで、燃費効率の向上を実現する、新開発のエンジン制御システム「コマツ スマートローダロジック」を採用。オペレータの運転操作に違和感無く、作業量を落とすこと無く、生産性と経済性をより高い次元で両立しました。
・ オートキックダウン
掘削作業状態を車両が自動的に判断し、オペレータがスイッチを押す必要がなく、2速から1速に自動的にシフトダウン、後退への切り替え時には2速に自動的に復帰します。(マニュアル操作への切り替え可能)
2. 安全・快適性
・ 新大型ピラーレスROPSキャブ
前面下部のガラスエリアを拡大し、タイヤ付近の良好な視界を確保。更に、キャブのマウントにビスカスマウントを採用し、エンジン、油圧機器、エアコンなどの低騒音化や騒音源の徹底的な遮音化を組み合わせることによりオペレータ耳元騒音71dBの静粛性を実現しました。
3. ICT 、安心
・ 高精彩7インチ液晶マルチモニタ
大画面の高精彩液晶マルチモニタを新たに搭載し、運転履歴・メンテナンス情報・故障診断等、多くの情報を分かり易く表示。エコガイダンス情報により省エネ運転のサポートも行います。
・ 「KOMATSU CARE(コマツ・ケア)」
2012年度に発売開始する特定特殊自動車排出ガス2011年基準適合車のための国内初の新たな新車保証プログラムです。無償プログラムと有償プログラムで構成しており、無償プログラムは、従来の保証(1年間)に加え、以下の項目を追加しています。
① パワーラインの3年間または5,000時間のいずれか早い方までの保証延長
② エンジンのオイル・フィルタ交換(500時間毎に4回)および排出ガス後処理装置清掃(4,500時間時に1回)の無償メンテナンス
商品仕様
発売日
2013年1月1日
公表価格
*工場裸渡し消費税抜き
3,450万円
販売目標
180台/年
コマツホームページはこちら