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伊藤園、アイ・グリッド、いすゞによるBEVトラック運用と施設エネルギーマネジメント実証の開始
2024年10月3日
伊藤園、アイ・グリッド、いすゞによるBEVトラック運用と
施設エネルギーマネジメント実証の開始
いすゞ自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役 取締役社長COO:南真介、以下「いすゞ」)は、株式会社伊藤園(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:本庄大介、以下「伊藤園」)および株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:秋田智一、以下「アイ・グリッド」)と連携し、伊藤園のルートセールスにおけるバッテリーEV(BEV)トラックの運用と施設エネルギーマネジメント(施設エネマネ)を両立させるための実証を10月より開始します。
実証に使用する「エルフEV」(伊藤園仕様) |
BEVトラックの複数台導入に伴い、お客さまには、充電計画の複雑化や、施設の電力デマンドがピーク値を超過することによる基本料金の増大といった課題が生じます。そのため、適切な充電計画の策定とその計画に基づいた充電制御の実行による、電力のピークシフトが必要になります。
本実証では、いすゞのBEVトラック「エルフEV」でルートセールスを行う伊藤園の浅草支店において、車両の運行管理サービスや稼働サポートを提供する当社の商用車情報基盤「GATEX*1」と、施設電力使用量の実績・予測データを持つアイ・グリッドのエネルギーマネジメントプラットフォーム「R.E.A.L. New Energy Platform®*2」を連携させることで、配送計画と施設の電力デマンドに基づいた充電計画の策定と、それに則った車両側での充電制御の実地検証を行います。
充電制御無し |
充電制御有り |
いすゞは、昨年3月、「エルフEV」の市場投入に合わせ、BEVの導入時の課題解決と脱炭素化を支援するトータルソリューションプログラム「EVision*3」の提供を開始しました。本実証を通じ、車両の運用と施設エネマネの両立を実現することで、「EVision」のさらなるサービス拡充を図ります。
今後もいすゞは、「地球の『運ぶ』を創造する」というパーパス(使命)のもと、お客さまのさまざまな課題の解決を通じ、BEVの普及を促進することで、地球環境への負荷を最小限にする挑戦を続けてまいります。
【実証の概要】
実施期間 : 2024年10月~2025年9月
実施内容 : 配送計画と施設デマンド超過抑制を考慮した充電計画の立案支援機能および充電計画に基づく充電制御
ー 電力測定機による施設の電力使用量計測、モニター及び予測
ー 電力使用量の予測に基づく、施設デマンド超過抑制を考慮した充電計画の策定
ー 充電計画に基づく、遠隔での充電制御
*1 2022年10月運用開始
いすゞ・トランストロン・富士通、商用車情報基盤「GATEX」の運用を開始 | いすゞ自動車 (isuzu.co.jp)
*2 R.E.A.L. New Energy Platform®について
*3 いすゞ、トータルソリューションプログラム「EVision」を開始 -商用BEV導入時の課題解決と脱炭素化をサポート- | いすゞ自動車 (isuzu.co.jp)
以上
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