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アルミと樹脂の接合技術(PAL-fit®)を用いたリチウムイオン電池用端子部を開発【日本軽金属】
2024年8月22日
アルミと樹脂の接合技術(PAL-fit®)を用いた
リチウムイオン電池用端子部を開発
日本軽金属株式会社(代表取締役社長:岡本一郎、本社:東京都港区、以下:当社)は、この度、金属と樹脂の接合技術(以下:PAL-fit®)を用いたリチウムイオン電池用端子部(特許出願中)を開発いたしました。
1.商品開発の背景
従来、高性能を求めるリチウムイオン電池には、電解液による端子部分の腐食防止のため、フッ素樹脂製のガスケットが多く用いられています。これらガスケットに用いられているフッ素化合物は、環境的側面等から一部のPFAS※1への世界的規制強化の動きにより、今後、使用が制限される可能性が指摘されています。
当社が今回開発した端子部では、金属部と周辺樹脂とをPAL-fit®を用いた樹脂射出成形にて直接接合させることで、規制対象となりうるフッ素樹脂製ガスケットを用いずに接合することを可能としました。また、フッ素樹脂製ガスケットを用いた場合と同等以上の接合強度を維持しつつ、部品数や工数の削減を実現しました。
※1 PFAS:Per and Polyfluoroalkylsubstances(有機フッ素化合物)の略。
2.製品概要
データ
・接合強度(トルク強度)
・耐久性(端子部押し強度・Heリーク評価)
3.今後の展望
自動車電動化の流れなどにより、リチウムイオン電池分野は今後、国内外での更なる需要の高まりが期待されています。これらリチウムイオン電池ケースの角型および角筒の両形状の端子部材において、環境規制への対応・性能向上を目的として、本開発品の早期の社会実装を目指しつつ、PAL-fit®の他分野へのさらなる応用も進めてまいります。
日本軽金属株式会社は、環境負荷低減に寄与する商品を開発・提供していくとともに、SDGsの実現に向けて引き続き取り組んでまいります。
【ご参考】
PAL-fit [アルミ樹脂接合技術] | 日本軽金属株式会社 (nikkeikin.co.jp)
以上
アルミと樹脂の接合技術(PAL-fit®)を用いたリチウムイオン電池用端子部を開発[ PDF ]
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