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米国でのアルミ鋳造棒の生産設備導入について【神戸製鋼所】
2012年11月21日
当社グループの自動車サスペンション用アルミ鍛造部品の米国製造拠点である「Kobe Aluminum Automotive Products, LLC」(ケンタッキー州ボーリンググリーン市 以下、KAAP)は、カーエアコン用コンプレッサに使用するアルミ鋳造棒の製造設備を導入することに致しました。投資額は11百万ドル(約9億円)で、2013年8月の稼動を目指して建設を進めております。
カーエアコン用コンプレッサに使用するアルミ鋳造棒は、現在、国内では当社長府製造所(山口県下関市)で製造しております。今回、国内で同製品を供給している㈱豊田自動織機殿が新たに北米に部品加工会社の「Toyota Industries Compressor Parts America, Co」(ジョージア州ペンダーグラス市)を2012年2月に設立し2013年9月に生産を開始するにあたり、KAAPから米国での供給を行うことと致しました。
なお、生産設備の導入にあたり、現地時間11月20日(火)午後に、ケンタッキー州知事 Steve Beshear、在ナッシュビル日本国総領事(テネシー州) 加藤元彦氏、ウォーレン郡長 Michael Buchanon、ボーリンググリーン市長Bruce Wilkersonら御来賓とKAAP従業員合わせて約100名の出席の下、建屋竣工式典を開催致しました。
その席でKAAP社長の小池から、Toyota Industries Compressor Parts America, Coの2013年9月の生産開始にあたり、KAAPから鋳造棒を全量供給することを表明し、併せて州及び市からの支援に対し感謝の意を表しました。
今回の投資により、北米における需要増への対応を図ると共に、ユーザーのグローバル調達ニーズに対応してまいります。
KAAPアルミ鋳造棒ラインの設備概要
建屋 : 2,400m2
設備 : 溶解/保持炉、鋳造機、ソーキング炉、ロール矯正機、ピーリングマシン各1基
生産能力 : 約4,000トン/年
投資金額 : 11百万ドル
竣工時期 : 2013年8月(予定)
<ご参考>
Kobe Aluminum Automotive Products, LLCの概要
所在地 : アメリカ合衆国ケンタッキー州Bowling Green市
設立 : 2003年5月設立
代表者 : 小池 進
従業員 : 約230名
資本金 : 24百万USD
株主構成 : ㈱神戸製鋼所60%、三井物産㈱25%、豊田通商㈱15%
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