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アンリツとETS-Lindgren社が協業し、非地上系ネットワーク(NTN)NB-IoTデバイスのOTA試験に対応

2024年7月4日

  

アンリツとETS-Lindgren社が協業し、
非地上系ネットワーク(NTN)NB-IoTデバイスのOTA試験に対応

  

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、OTA試験[※]分野で先進的なETS-Lindgren社との協業により、非地上系ネットワーク(NTN)に対応したNTN NB-IoTデバイス のOTA試験が可能な統合ソリューションを提供いたします。

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、OTA試験[※]分野で先進的なETS-Lindgren社との協業により、非地上系ネットワーク(NTN)に対応したNTN NB-IoTデバイスのOTA試験が可能な統合ソリューションを提供いたします。

このソリューションは、アンリツのラジオ コミュニケーション アナライザ MT8821CとETS-Lindgren社の EMQuest™ Antenna Measurement Software and Wireless Test Solutionsから構成されます。

アンリツ・アメリカ・セールス・カンパニーの副社長兼ジェネラル・マネージャのRobert Johnsonは、次のように述べています。「OTA性能試験分野で先進的なETS-Lindgren社と協業できることを嬉しく思います。NTN NB-IoTデバイスの試験と検証における包括的なソリューションとして、お客さまにRF送受信特性を評価できる信頼性の高い試験環境を提供します。」

ETS-Lindgren社のワイヤレスソリューション担当ディレクターであるJames Young氏は次のように述べています。「NTN NB-IoTはワイヤレス分野で大きな盛り上がりを見せており、アンリツのMT8821Cとの統合ソリューションが迅速に実現したことを嬉しく思います。弊社が提供するOTAラボは、測定器とソフトウェアをアップグレードすることで、簡単にNTN NB-IoT試験環境を構築できます。また、モバイルネットワーク事業者が衛星通信のパートナーと協業し、宇宙からのセルラーサービスを検討することで生まれるNTN NB-IoTデバイスのテスト需要にも対応していきます。」

アンリツとETS-Lindgren社は、両社が持つNTN NB-IoTの技術を組み合わせることで、地上の基地局から電波の届かない遠隔地や未開拓の地でもつながる、豊かなネットワーク社会の実現に貢献してまいります。

  

MT8821Cの概要

3GPP RF試験規格に準拠し、LTE-AdvancedやIoTなどの通信方式をサポートします。広いダイナミックレンジにより、信号の減衰が大きい環境でも安定した無線接続試験が可能です。また広範囲にわたるOTA試験中の予期せぬ中断を防止する機能により、トータルの試験時間を短縮できます。追加機能として、Skylo社向けNTNテストケースの試験もサポートします。

MT8821Cについてもっと詳しく
https://www.anritsu.com/ja-jp/test-measurement/products/mt8821C

ETS-Lindgren社のEMQuest[TM] Antenna Measurement Software and Wireless Test Solutionsの詳細はこちら。
https://www.ets-lindgren.com/products/software

ETS-Lindgren社に関する詳しい情報はこちらをご覧ください。
https://www.ets-lindgren.com/

  

用語解説

[※] OTA試験
OTAはOver-The-Airの略。電波暗室などで空間に電波を飛ばして行なう試験。有線で通信デバイスと測定器を接続した試験に対し、実際の利用状況に近い環境で試験を行うことができる。

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https://www.facebook.com/AnritsuTandM/

  

  

  

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