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当社舶用機関を搭載した海難救助船兼曳船「航洋丸」就航【ダイハツディーゼル】
2024年7月5日
当社舶用機関を搭載した海難救助船兼曳船「航洋丸」就航
2024 年6月6日、三菱造船株式会社様にて建造された海難救助船兼曳船「航洋丸」の竣工引渡しが行 われました。本船には推進用主機関として「8DKM-36e」と主発電機関として「6DE-20」を採用いただ いております。
本船は海難救助と海洋工事に対応する日本最大級の曳航力を有しております。また、放水銃など消火装 置の配置最適化と定点保持能力の向上により、他船の火災を消火する際の効率性を高めた船です。当社 推進主機関である「8DKM-36e」に初めて選択触媒還元脱硝装置「SCR196VB」を装備することで、NOx (窒素酸化物)の排出が制限される米国・カナダ沿岸や北海・バルト海などの指定海域でも活動が可能と なり、優れた環境性能を備えた船へと進化しております。
新船型(半垂直ステム)を採用し推進性能の向上を図ったほか、暴露甲板には ROV(Remotely Operated Vehicle:遠隔無人潜水機)などの仮設装置を任意に配置できるよう工夫し、作業性が向上しております。 また、観測員などの臨時乗船者の滞在スペースを個室化し居住性も向上しております。
当社グループは、長い歴史の中で培ってきた高い技術と高品質の機器を提供することで、今後も世界中 で行われる難救助活動を陰ながら支え、誰もが安心して暮らせる新しい社会の実現に貢献してまいりま す。
船主:日本サルヴェージ株式会社
造船所:三菱造船株式会社 下関江浦工場
船番:N1235
主要目
全長:80.64m、幅:15.5m、
総トン数:2,588 トン(国内)、2,906 トン(国際)
航海速力:約 14.5 ノット
搭載機種:推進主機関(8DKM-36e×2 台)
主発電機関(6DE-20×3 台)
選択触媒還元脱硝装置(SCR196VB×2台)
選択触媒還元脱硝装置(SCR49VB×3 台)
以上
【お問い合わせ先】
経営企画室
e-mail : soumu.info@dhtd.co.jp
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