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いすゞ、海外向け新型大型トラック「S&Eシリーズ」の生産を開始
2024年7月29日
いすゞ、海外向け新型大型トラック「S&Eシリーズ」の生産を開始
~公共交通におけるカーボンニュートラルの実現を目指して~
いすゞ自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長COO:南真介、以下「いすゞ」)は、海外向け新型大型トラック「S&Eシリーズ」の発売に向け、いすゞグループのUDトラックス株式会社(本社:埼玉県上尾市、社長:丸山浩二、以下「UDトラックス」)のタイ生産拠点にてS&Eシリーズの生産を開始しました。従来のC&Eシリーズの後継モデルとして、ASEAN(東南アジア諸国連合)・中東・中南米の国々を中心に、今後展開地域を拡大しながら、順次発売していきます 1 。いすゞとUDトラックスは昨年より商品の相互補完を拡充しており、今後も両社のシナジー創出を加速させてまいります。
S&Eシリーズ 6×4 トラクタ |
S&Eシリーズは、車両総重量(GVW)25~41トン、連結車両総重量(GCW) 36~80トンの大型トラック 2 で、単車系とトラクタ(牽引車)を設定しました。従来のC&EシリーズになかったGCW60トン超クラスをラインアップに加えて高GCW化を図るとともに、ハブリダクション採用モデルでは悪路走破性を向上しました。自動変速機(AMT)搭載モデルについては、従来の数ヶ国から、全仕向け地へと展開エリアの拡充を図り、お客さまのご要望にお応えします。従来のC&Eシリーズをご愛用いただいたお客さまに引き続きご利用いただけるよう、いすゞブランドに求められる品質レベルをこのS&Eシリーズでも確保しています。
いすゞグループは4月に発表した中期経営計画「ISUZU Transformation – Growth to 2030(IX)」において公表したとおり、2028年度にボルボ・グループの技術も活用して大型トラックの共通プラットフォームを開発するとともに、2030年度にはCV事業において全世界で45万台以上の販売台数目標を掲げています。このうち、いすゞ・UDトラックスの協業によるグループ販売連携台数として、国内で計約23,000台、海外で11,000台を目指しています。
いすゞグループは、グループで有する優れた技術・開発力、グローバルに張り巡らされた販売・アフターセールス網、強固に確立したブランドを活用しながら、より多くのお客さまに魅力あふれる商品を提供し、社会課題を解決する「商用モビリティソリューションカンパニー」を目指してまいります。
■ いすゞとUDトラックスの商品領域における協業マトリックス
発売時期 | 地域 | 投入ブランド | セグメント | 協業成果 | ||||
海外 | 国内 | いすゞ | UD | 大型 | 中型 | 小型 | ||
2023年 4月 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 初の共同開発商品として新型トラクタヘッド「ギガ」「クオン」を発売 | |||
2023年 12月 |
〇 | 〇 | 〇 | 小型トラック「カゼット」をフルモデルチェンジ | ||||
2024年 1月 |
〇 | 〇 | 〇 | 中型トラック「コンドル」をフルモデルチェンジ | ||||
2024年 7月 |
〇 | 〇 | 〇 | 大型トラック「S&Eシリーズ」の生産を開始 |
以上
1 C&Eシリーズは市場によって継続販売します。
2 車両総重量、連結車両総重量は投入する市場の法規によって異なります。
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