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プリウスα樹脂パノラマルーフに採用【三菱エンジニアリングプラスチックス】

三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社(本社:東京都港区、社長:喜嶋 安彦)は、独自の配合技術を用いることで、熱安定性に優れた樹脂ガラス用のポリカーボネート(PC)樹脂材料の開発に成功し、このほど、トヨタ自動車㈱から発表された「プリウスα」に搭載される樹脂パノラマルーフでの採用が決定しました。㈱豊田自動織機が開発し、生産する当該パノラマルーフは樹脂製として世界最大のサイズを有し、無機ガラスに対して大幅な軽量化を達成しています。

高い透明性と耐衝撃性を有するポリカーボネート(PC)樹脂は、軽量化の観点からこれまでも自動車用の無機ガラス代替材料として注目されてきました。一方で、本製品のような大型の成形品に適用する場合、成形機内の滞留による諸物性の低下が課題となっていました。この熱安定性を主に樹脂パノラマルーフとして成立する為の課題を改善すべく独自の配合技術・コンパウンド技術により、従来の技術では達成できなかった滞留熱安定性とハードコートの密着性等を兼ね備えた窓部分向けの透明PC材料、滞留熱安定を更に向上させた窓枠部分向けの強化系PCアロイ材料を㈱豊田自動織機のご協力の下開発、製品スペックを満たし採用に至りました。

三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社の概要

1. 本社:東京都港区
2. 支店:大阪支店(大阪府大阪市)、名古屋支店(愛知県名古屋市)
3. 技術拠点:第1事業本部技術部/技術センター製品開発グループ(神奈川県平塚市)
4. 社長:喜嶋 安彦
5. 資本金:30億円(三菱ガス化学株式会社:50%出資、三菱化学株式会社:50%出資)


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