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スズキ財団「第4回やらまいか大賞・特別賞」を決定
2024年2月16日
スズキ財団「第4回やらまいか大賞・特別賞」を決定
~スズキ財団創立40周年記念顕彰事業~
公益財団法人スズキ財団は2月16日、「第4回やらまいか大賞・特別賞」を決定しました。「やらまいか大賞」および「やらまいか特別賞」は、スズキ財団の創立40周年を記念して2020年度に創設し、わが国の機械工業技術の更なる発展を目的とし、「何事もまずはやってみよう」という「やらまいか精神」で常に意欲的に挑戦し、優れた功績を上げた研究者を顕彰する事業です。
「やらまいか大賞」は、国民生活用機械等の生産・利用・消費に係る科学的研究に関する発展に顕著な功績のあった研究者について顕彰し、「やらまいか特別賞」は、過去においてスズキ財団の科学技術研究助成及び課題提案型研究助成を受けたものの中から、その成果が将来にわたり、顕著である研究者について顕彰します。
本事業は年1回実施し、大賞受賞者には賞状及び金杯、副賞として1,000万円、特別賞受賞者には賞状及び金杯、副賞として300万円を贈呈します。
第4回「やらまいか大賞」および「やらまいか特別賞」は、2023年3月15日から5月31日まで募集を行い、審査委員会の審査を経て、2024年2月16日にスズキ財団理事会にて受賞者を決定しました。
第4回やらまいか大賞・特別賞受賞について
(1)やらまいか大賞
受賞者 | 京都大学 名誉教授 塩路 昌宏(しおじ まさひろ)氏 |
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受賞名 | エンジン燃焼および代替燃料の学術・技術・国際交流における指導的役割、および人材育成に対する永年にわたる貢献 |
顕彰理由 | 塩路昌宏氏は、エンジンの高効率化と排ガス浄化、水素・天然ガス燃料利用に対し、何事もまずはやってみようという、やらまいか精神で挑戦し、新しい計測手法や燃焼モデル、新燃焼法を開発して多大な成果を上げられました。さらに、自動車排出ガス専門委員など国の委員を数多く務め、国民の生活環境の向上に大きく貢献され、多くの人材を育成されました。 |
(2)やらまいか特別賞
受賞者 | 東京都市大学 教授 伊東 明美(いとう あけみ)氏 |
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受賞名 | エンジンのオイル消費と水素エンジンに関する研究、および女性研究者の増強と活躍に対する貢献 |
顕彰理由 | 伊東明美氏は、スズキ財団が2017年度に研究助成した「エンジンの燃焼室壁面から蒸発する潤滑油消費に関する研究」で成果を上げたことに加えて、やらまいか精神を発揮して、水素エンジンに研究範囲を広げて成果を拡大させました。また、女性技術者のリーダーとして、女性技術者の増強と定着および活躍の場の提供に貢献され、多くの女性技術者の活躍を支援されました。 |
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