電動ミニバックホーを欧州市場に投入【クボタ】

■当社は、2021年に公表した環境ビジョンで2050年のカーボンニュートラル実現を目標に掲げ、製品から排出されるCO2の削減に向けた取り組みとして、電動・ハイブリッド化や燃料電池の研究を進めるなど、動力の脱炭素化に挑戦しています。

■当社の欧州ミニバックホー事業は、1978年の参入以来、高い操作性と耐久性が評価されて事業量を拡大してきました。現在は、当社が20年以上にわたりNo.1シェア*を維持する重要市場の一つとなっています。

■欧州は環境対応の先進地域であり、環境性能の高い製品に対するニーズの高まりが顕在化しています。そこでこのたび、当社初の電動ミニバックホー KX038-4eを開発・市場投入することといたしました。

■一般的に、産業機械の電動化に際しては稼働時間の短さが課題です。本機種はモーターの回転数を調整するEcoモードを実装するなど、省エネ機能を盛り込むことで、4時間の連続稼働時間を確保しています。これによりミニバックホーの主要用途の一つである都市部の配管工事などにおいて、途中で充電することなく1日分の工事作業を行うことが可能です。

■本機種は現地の販売会社を通じて、レンタル契約でエンドユーザーに製品供給いたします。本機種を通じて、使用に際しての課題など知見を深めながら、環境配慮製品のさらなるラインアップ拡充を進めてまいります。