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双腕仕様機アスタコが消防庁から表彰【日立建機】
2012年10月26日
日立建機㈱(社長 : 辻本 雄一)が消防救助用途で開発・納入した双腕仕様機アスタコ(ZX70TF-3)※1 が、10月26日、総務省消防庁主催の「平成24年度消防防災機器等の開発・改良、消防防災科学論文及び原因調査事例報告に関する表彰」※2 で、“優秀賞”を受賞しました。
アスタコの消防救助作業への適用は、2008年に実施された、総務省消防庁主催の「消防防災ロボット・高度な資機材等の研究開発・実用事例」に、当社が応募したのが契機で始まりました。6月に、参加45作品の中から消防庁長官賞優秀賞を受賞したのに引き続き、同年10月、ハイパーレスキューの訓練の一貫で使用するために、東京消防庁第六消防方面本部消防救助機動部隊(通称、ハイパーレスキュー隊)にアスタコ(初代)が初めて配備されました。その後、作業性や実用性を向上させた改良型のZX70TF-3を開発。2011年3月に、東京消防庁殿と川崎市消防局殿に各1台ずつ配備いただいています。
今後も、アスタコが消防救助分野でも役立つよう、開発に取り組んでいきます。
*1 : 7t級油圧ショベルをベースに、4t級油圧ショベルの腕を2本付けた双腕仕様機。左右同型とすることで、作業力・作業範囲を統一し、作業性を向上させている。
*2 : 平成9年度から実施されている表彰制度。消防防災機器等の優れた開発・改良を行った方、消防防災科学に関する優れた論文を著した方、原因調査に関する優れた事例報告を著した方を消防庁長官が表彰することにより、消防科学技術の高度化と消防防災活動の活性化に資することを目的としている。
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