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車載・産業機器の堅牢性向上や寿命延長に貢献する最大175°C動作が可能な低ドリフト・高精度オペアンプを発表【STマイクロエレクトロニクス】
2023年9月11日
車載・産業機器の堅牢性向上や寿命延長に貢献する最大175°C動作が可能な低ドリフト・高精度オペアンプを発表
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、幅広い温度範囲(-40°C~175°C)において高い精度と安定性を発揮する車載グレードのオペアンプ「TSZ181H1」およびデュアル・オペアンプ「TSZ182H1」を発表しました。これらの製品は、高い最大動作温度により、過酷な環境や長期間のミッション・プロファイルが求められるアプリケーションに最適です。
両製品は、きわめて低い入力オフセット電圧(25°Cで3.5µV)および入力バイアス電流(25°Cで30pA)を備えています。これらのパラメータは、広い温度範囲に渡り、きわめて低いドリフトを示します。最大入力オフセット電圧は25°Cで70µV以内、全温度範囲で100µV以内に規定されています。また、最大入力バイアス電流は25°Cで200pA以内、全範囲で225pA以内です。
TSZ181H1およびTSZ182H1は、幅広い動作温度範囲を備えているため、車載・産業アプリケーションの過酷な環境に耐えることができます。ダイ温度が低い場合は、長期間のミッション・プロファイルのICが要求されるアプリケーションにおいて、より長時間の動作が可能です。両製品は、AEC-Q100規格に準拠し、HBM(人体モデル法)で4kVのESD(静電破壊)耐圧を備えています。
また、両製品ともに高精度・広帯域のセンサ・インタフェースにおいて優れた性能を提供します。高精度の信号処理にも較正なしで使用できるため、最終製品の製造工程を簡略化しながら、標準的なオペアンプより高い精度を確保できます。3MHzのゲイン帯域幅と、わずか1mA(5V駆動時)の動作電流により、優れた速度対電力比が得られます。両製品ともに幅広い電源電圧範囲(2.2V~5.5V)で動作するように設計されているため、レール・ツー・レールの入出力が可能で、使用可能なダイナミック・レンジをきわめて広く使えます。
両製品は現在量産中で、SOT23-5パッケージまたはSO8パッケージで提供されます。単価は、TSZ181H1が約1.58ドル、TSZ182H1が約2.66ドルです。
詳細については、ウェブサイト ( https://www.st.com/content/st_com/ja/campaigns/precision-operational-amplifiers-for-automotive-applications.html )をご覧ください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、50,000名以上の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な総合半導体メーカーです。約20万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、IoT・コネクティビティの普及を可能にします。STは、2027年までのカーボン・ニュートラル(スコープ1、2、および3の一部)の実現を目標にしています。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(http://www.st.com)をご覧ください。
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